プレイバック2014
運動へのモチベーションアップにも繋がるアクションカム by 編集部:山崎
(2014/12/22 10:00)
2014年、個人的に活用したのはアクションカメラだ。ソニーの初代機「HDR-AS15」を購入して面白さに目覚め、画質向上/本体のみで防滴になった「HDR-AS100V」も追加。最近ではKodakの半天球タイプ「SP360」にも手を伸ばしている。
主に自転車に取り付けて撮影している。最初はハンドルに取り付け、人に「こんな場所まで自転車で行ってきた」と説明するために使っていたが、「ハンドル上部ではなく吊り下げた方が揺れが少ないのでは?」、「ホイールに取り付けるとスピード感が出て面白いのでは?」などとアレコレ考えるようになり、純正ハンドルバーマウントでは飽きたらず、サードパーティー製のマウントを買い集めるようになった。
また、長時間のライドでも撮影し続けられるように、カメラの近くに小型モバイルバッテリを固定する方法も日夜研究中。マウント器具、もしくはカメラ自体にモバイルバッテリを後付固定できる製品が出てくれればよりシンプルになるので、どこかのメーカーが開発してくれないかと期待中。
半天球タイプの「SP360」には、自分の左右や後方など、フロントに取り付けたアクションカメラではカバーできない範囲をサポートする役目を期待。使ってみると非常に面白く、夢が広がるが、ヘルメットに取り付けると視点が高すぎて家の屋根と空ばかりが写ってしまったり、一生懸命ペダルを漕いで前のめりになっていると期待していた後方視界が撮影できていなかったり……。ハンドルに取り付けると、画面の半分は自分の上半身に覆われてしまうなど、使いドコロが難しい。
また、SP360は1,440×1,440ドット/30p/16Mbpsで撮影した映像から、撮影後に欲しい画角を切り出すような使い方が可能だが、元の映像がさほど高解像度でないため、フルHD/60pで撮影したAS100Vの映像と混ぜようとすると画質の差が如実に出てしまう。2015年には、4Kで全天/半天球撮影をして、後からより高解像度で切り出せるようなアクションカメラが出て欲しいと期待している。
いずれにせよ、アクションカメラは楽しい。運動不足解消のために乗り始めた自転車で、“遊びに出かけた先の説明動画”からスタートしたにも関わらず、より楽しい動画を撮影したいというモチベーションが生まれ、綺麗な風景の中を走行する動画を撮影するため、汗まみれで山奥まで自転車で旅している自分がいる。「わざわざスポーツ中に動画撮影しなくても」と思う人もいるかもしれないが、運動をより楽しく、長続きさせるためのキッカケになる可能性を秘めた製品だ。
ソニー HDR-AS100V | Kodak SP360 |
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