ソニーが開発中の中大型向け有機ELディスプレイと、UDCが開発しているリン光発光材料を組み合わせ、高効率化・長寿命化を図り、実用化を進めるのがねらい。UDCはソニーのデバイス構造に適した低分子型リン光材料の開発を行ない、ソニーはその材料のデバイス化を担当する。
UDCは、'94年創立のNASDAQ上場企業で、有機EL関連のライセンスビジネスを行なっている。同社のリン光材料を使用した有機ELディスプレイは、緑色の場合、従来比4倍の発光効率を実現したとしている。 なお、リン光を有機ELの材料として用いた場合、内部量子効率(エネルギーが光に変換される割合)の上限が理論上100%となり、発光効率と発光寿命の向上が可能になる。それに対し従来より使用されている「蛍光」の内部量子効率は、25%が上限となっている。
□ソニーのホームページ (2001年4月18日)
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