カーオーディオイベント「MES」が幕張メッセで開催


6月16日~17日開催

会場:幕張メッセ 4~5ホール



 カーオーディオの展示イベント「第2回モービル・エレクトロニクス・ショー」(MES)が6月16日と17日の2日間、千葉県幕張メッセ4~5ホールで開催された。主催は、モービル・エレクトロニクス・ショー実行委員会。

 同イベントは、メーカー、輸入代理店、カーオーディオプロショップが出展するハイエンドユーザー向けの展示イベント。今回は33のメーカーおよび輸入代理店と、72の全国プロショップが参加した。ほとんどの出展社が自由に視聴できるデモカーを設置しているのがこのイベントの特徴で、デモカーにセッティングされたハイエンドカーオーディオの聴き比べができる。デモカーも軽自動車からトラックまで多種多様。また、基本的にはオーディオ分野をテーマにしたイベントだが、今回はDVDシステムをはじめ、モニタ類を含めた展示も多く見受けられた。

会場一高価なデモカー、ランボルギーニ・ディアブロ6.0VTで出展したサウンドインゴーイング ミッドシップカーなので、アンプやDVDコントローラ部は前部トランクに集中して搭載している
埼玉県行田市のプロショップ、クエストは、42型LCD装備のシボレー・アストロを展示していた サウンドブルースのダッジ・バイパーは、ジェネシスのモノアンプを3基搭載


■ パイオニア
RS-P70χ RS-P70χのメカシャーシ
 パイオニア株式会社は同社の高級カーオーディオシリーズ「carrozzeriaχ」の新製品、「RS-D7χ」をメインに展示を行なった。

 RS-D7χは、シリーズのフラッグシップとなる1DINのシステムコントロールCDチューナ。5月より発売されており、価格は200,000円。DVDプレーヤーやアンプなど、他のユニットのコントロールも行なう。有機ELディスプレイやアルミヘアライン仕上げのグリルなど、高級感ある素材を使用している。

 RS-D7χのデモカーにはBMW525iを使用し、デジタルプリアンプ「RS-P70χ」とアンプ「RS-A1XII」×7基、ツィータ×2基、ミッド×4基、サブウーファ×2基という構成で展示を行なっていた。

DEX-P01 DEQ-P01

 また、5月発売のCD/チューナメインユニット「DEX-P01」(130,000円)も出展。同時発売のデジタルプロセッシングユニット「DEQ-P01」(70,000円)も併せて紹介されていた。

 デモカーはアルファロメオのアルファスポーツワゴンで、アンプ「PRS-X30J」×2基、フルレンジスピーカー×2基、サブウーファ×2基で展示。DEQ-P01の音場補正による、原音に限りなく近づけた再生環境をアピールした。


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■ イクリプス
 富士通テン株式会社(イクリプス)は、7月に発売された2DINのDVDシステム「AVN」シリーズ3機種を出展。特徴はタッチパネルでの操作が行なえることで、最上位機種の「AVN7701D」(335,000円)は、今回からCD-Rメディアに記録したMP3の再生にも対応する。また、中位機種の「AVN5501」(283,000円)は、DVD、CD、MDの3スロットを備えており、DVDナビを使用しながらCDの再生も行なえる。

エクリプスブース MP3に対応したAVN7701D ベーシックモデルのAVN3301D

 デモカーにはアルファロメオのアルファスポーツワゴンを使用。AVN5501DにCDチェンジャ「E5509CDC」を増設し、スピーカーの17cmセパレート×4基、17cmコアキシャル×2基をドライブするアンプ「32430」を装備。加えてサブウーファ用×1基用にアンプ「33230」を搭載している。さらに、7型ワイドモニタを4基、10型モニタを1基備えている。

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■ アゼスト
上下のスペアナが複雑なパターンで光る「DMZ815MP」 スピーカーはバスレフ型のエンクロージャに収めて展示
 クラリオン株式会社(アゼスト)は、新製品としてCD/MD/AV/チューナユニット「DMZ815MP」(84,000円)を出品。前面パネルの上下に取り付けられたピンクとブルーに光るスペアナが特徴で、音楽に合わせて14パターンに発光する。CD-Rに記録したMP3の再生にも対応している。

 デモカーは日産のスカイラインGTS。CDセンターユニット「HX-D1」を中心に、CDチェンジャ「CDR655Tz」、アンプ「APA4300HX」×2基、スピーカー「SRS162HX」×2基、サブウーファ「SRM3092」×1基という、HXシリーズによるシステムだった。



■ アルパイン
 アルパイン株式会社は、VAIOやプレイステーション2を積んだホンダ・プレリュードをデモンストレーションしていた。オーディオプロセッサ「PXA-H900」を中心としたシステムで、プレイステーション2の画像はアルパインのモニタ「TVE-T850」に映し出される。

 スピーカーはツィータ×2基、ミッド×2基、ミッドベース×2基、サブウーファ×2基を3つのアンプで駆動させ、さらにリアスピーカーを2基、センタースピーカー2基を搭載。DVD-Videoの5.1ch出力にも対応している。


■ ナカミチ
価格は未定。展示品はすべてプロトタイプ
 ナカミチ株式会社は、日産シルビア・スペックSとホンダ・インテグラの2台のデモカーを展示。どちらも同社のアンプ「PA502」(50,000円)を使用している。シルビアの方は2ドアクーペの室内スペースに合わせた4スピーカシステム、インスパイアは2Wayセパレート×4基、サブウーファ×1基という構成となっていた。

 また、今秋発売予定の新製品群を出品。2chアンプと4chアンプを2機種ずつとサブウーファ4機種をはじめとしたスピーカー計10機種で、9月発売がアナウンスされた。



■ マッキントッシュ
ランチャのトランクに装着されたMCC602TM(手前)とMCC404M
 ピュアオーディオ分野においてアンプのブランドとして定評ある米McIntoshは、カーオーディオでも高級ブランドとして人気を博している。今回はフラッグシップのアンプ「MCC602TM」(700,000円)をはじめ、16cmセパレートスピーカーユニットなどを展示した。

 デモカーはランチャ・テーマで、MCC602TMのほか、CDコントロールセンター「MX5000」、アンプの「MCC404M」、パラメトリックEQ「MEQ452」などで構成。


□モービル・エレクトロニクス・ショーのホームページ
http://www.mes-web.com/

(2001年6月18日)

[orimoto@impress.co.jp]

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