標準価格:オープンプライス
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DVP-NS900V最大の特徴は、マルチチャンネルのSACD再生に対応したこと。SACDは、CDなどで使用されているPCM方式ではなく、新しい量子化記録方式「DSD(Direct Stream Digital)」を採用。DSDは、デルタシグマ型変調器の出力を直接扱う方式で、SACDではサンプリング周波数2.8224MHz、1bitのデータストリームをそのまま記録する。論理値では、120dBのダイナミックレンジと100kHzを越える周波数特性を実現する。 マルチチャンネルで記録されたSACDディスクには、各チャンネルがステレオ2チャンネルの場合と同じ2.8224MHzの1ビット・パルス信号で記録されている。再生には、対応プレーヤーと、複数の外部アナログ入力を持つパワーアンプ、6本のスピーカーが必要になる。各スピーカーの構成は、DVDビデオ再生の5.1chと同じであり、AVアンプにアナログ5.1ch入力あれば、そのまま利用することが可能。 なお、7月25日現在、国内ではマルチチャンネルSACDはGaudeamusの「Sacred Feast(SACD-09)」など5タイトルが発売されている。 また、9月21日にDVD-R/RWレコーダ「RDR-A1」が発売されることに合わせ、同社のDVDプレーヤーとしては初めて、ビデオレコーディング規格で録画したDVD-RWメディアの再生に対応した。加えて、ビデオモードで記録したDVD-RW、DVD-Rメディアや、CD-DAを記録したCD-R/RWメディアもサポートしている。 プログレッシブ変換は、独自の変換方式「バイ・ピクセル・アクティブIP変換」を採用。フィルム素材と、ビデオ素材を画素データから判別して、混在しているソフトでも素材の変わり目で変換処理を高速で切り換える。また、プログレッシブ用には12ビット/54MHz、インターレス用には10ビット/54MHzと独立したビデオD/Aコンバータを搭載。「それぞれにおいて、最適な高画質D/A変換を実現する」としている。 オーディオチップは、192kHz/24bitの信号まで処理できるオーディオD/Aコンバータと、SACDCD用DSDフィルタ、DSDインターフェイスを一体化。また、オーディオ回路専用にRコアトランスや、ビデオ回路をオフできる機能など搭載し、高音質化を図っている。なお、ドルビーデジタルとdtsのデコーダも内蔵している。 そのほかにも、映像をチューニングする「ビデオイコライザー」機能を装備。さらに、輝度信号については、同社のフラグシップモデル「DVP-S9000ES」と同様に、ディスプレイの特徴に応じたガンマ補正ができる。
また、新開発の液晶付きスクロールキーリモコンが付属する。基本操作以外のボタンをスクロールキーに集約し、バックライト付きの液晶表示によりスクロールキーでの機能選択が暗い場所でも可能。
【主な仕様】
http://www.sony.co.jp/ □ニュースリリース http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200107/01-0725/ □SACDのページ http://www.sonymusic.co.jp/MoreInfo/SACD/ □関連記事 【7月12日】ソニー、プログレッシブ対応DVD-R/RWレコーダ http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010712/sony.htm 【キーワード】スーパーオーディオCD http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990805/key87.htm#SACD (2001年7月25日)
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