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プラスビジョン、1kgを切る世界最小最軽量のDLPプロジェクタ
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V-807 |
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10月より順次発売
標準価格:オープンプライス
連絡先:カスタマーセンター
Tel.0120-331-059
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プラスビジョン株式会社は、重量0.9kgのDLPプロジェクタ「V-807」と「V-1080」を発表した。発売時期は、「V-807」が10月、「V-1080」が年内を予定。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は「V-807」が30万円弱、「V-1080」が40万円弱と見られる。カード型リモコンや専用ポーチが付属する。
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V-1080 |
「Vシリーズ」は、外形寸法180×141×45mm(幅×奥行き×高さ)のモバイルプロジェクタ。表示素子に単板式のDMDを採用し、DLPプロジェクタとしては世界最小最軽量としている。出先でのプレゼンが主な使用用途に想定されている。
「V-807」と「V-1080」の主な違いは、DMD素子の解像度。「V-807」が800×600ドット、「V-1080」が1,024×768ドットで、その他の仕様はほぼ共通。圧縮表示による最大解像度は、それぞれ1,024×768ドット、1,280×1,024ドットとなっている。
明るさは700ANSIルーメン。コントラスト比は800:1(Full ON/OFF)。光源には120Wの高圧水銀灯を使用している。
レンズはマニュアルフォーカスの固定焦点式で、100型投影時の最短距離は約3.4m。設置時には縦方向だけでなく、横方向の台形補正も行なえる。
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本体背面。ビデオ入力はミニジャックの専用端子で兼用 |
最近流行の横方向の台形補正機能を搭載 |
ボディ上部の操作パネル |
アナログRGB、DVI-I、コンポーネント、S映像、コンポジットの各映像入力に対応。本体にはDVI-I端子と、ビデオ入力の3方式兼用の専用端子が各1個搭載される。また、DVI-I接続時には720pと1080iの表示にも対応。本体にプログレッシブコンバータを搭載し、入力ソースを自動的に判別する「オートソース機能」も装備している。
そのほか、「オートアジャストメント」、「ピクチャーインピクチャー」、「デジタルズーム」といった機能も搭載している。
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プラスビジョンの新宅栄治社長。左は従来機U3-F810SF |
挨拶を行なう日本TIの堀内DLP事業部長 |
発表会中、新宅栄治社長は「小型化と明るさ重視に市場ニーズが分かれる中、当社は小型化を追及している。本機は必要な数字を維持しながら小型化を突き詰めたモデル」と説明した。
また、データプロジェクタ市場を「昨年からは130~140%といった伸張が期待できなくなった」と分析し、「インテリアショップや建築関係といったショールームの必要な分野に、小型化を武器にしたモバイルプレゼンを提案していきたい。小型化に迷いはない」との意気込みを語った。なお、ホームユースについては「7月発売の『HE-3100(PIANO)』で当面対応する」という。
同席した日本テキサス・インスツルメンツ株式会社DLP事業部長の堀内豊太郎氏は、DMDチップの累積出荷数を約80万個と発表。さらに「今後は入射光の再利用技術を投入するほか、プロジェクタのワイヤレス化といった市場のニーズに応えたい」と述べた。
【主な仕様】
| V-807 | V-1080 |
表示デバイス | 0.7型 DMD |
解像度 | 800×600ドット | 1,024×768ドット |
光源 | 120W 高圧水銀ランプ |
水平周波数 | 15~85kHz |
垂直周波数 | 50~85Hz |
投写距離 | 35型=約1.2m 40型=約1.4m 60型=約2.1m 80型=約2.7m 100型=約3.4m 120型=約4.1m |
映像入力 | DVI-I、コンポーネント、S映像、コンポジット |
消費電力 | 180W |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 180×141×45mm |
重量 | 約0.9kg |
□プラスビジョンのホームページ
http://www.plus-vision.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.plus-vision.com/jp/index.html
□関連記事
【4月20日】プラス、30万円を切る世界最小・最軽量のDLPプロジェクタ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010420/plus.htm
(2001年8月28日)
[orimoto@impress.co.jp]
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