■業務用製品 「INFOCOMM Japan 2001」での展示の中心は、プレゼンテーション用途を想定した業務用プロジェクタ。既発売/既発表の製品がほとんどを占め、クラス最高輝度2,100ANSIルーメンのキヤノン「LV-7345」や、日立独自の反射型液晶素子を採用した「CP-SX5500J」など、発表されたばかりの製品も見受けられた。 展示製品の使用素子は、液晶/DLPがほとんど。特にSXGA(1,280×1,024ドット)以上の高解像度モデルはDLPを採用したものが目立った。なお、3管式プロジェクタの展示は、バルコ、三菱電機などでも行なっていなかった。 DLP素子使用機は、バルコ、三菱電機の展示機全製品、松下電器、NECなどの一部高解像度製品。バルコでは、DLPの業務用プロジェクタを展示。現行のSXGAモデルのほか、UXGA(1,600×1,200ドット)の「U-XGA6500」が参考出展されていた。また、三菱電機はマルチ構成のリアプロジェクタを中心に展示。ゲーム画面を3面ワイドで表示して迫力をアピールしていた。
液晶素子使用のメーカーは、ソニー、三洋、エプソン、キヤノンなど。松下、NECも展示機のメインは液晶プロジェクタであった。サンヨーではUXGAの液晶プロジェクタ「UF-LP10」をメインに展示。NECは縦置きも可能な「GT950J」などをデモンストレーションしていた。 また、東芝では、前日に発表された書画カメラ搭載の液晶プロジェクタ「TLP551J」などを出展していた。 PDPの展示も多く、パイオニアは8月下旬に発売の新型パネル採用機「PDP-503CMX」を出展。また、日立、東芝も業務用製品の展示を行なっていた。
■ホームユース向け製品 INFOCOMMでは業務用製品が中心であるが、ホームシアター向け製品の展示を行なっているメーカーも見受けられた。三洋はプラズマTV「VIZON」の32/42V型や液晶TV、ホームシアター用プロジェクタ「LP-W1000」などを、東芝ではホームシアター向け液晶プロジェクタ「TLPMT3/7J」を出展。 三菱電機は3月に発売されたDLP方式の65型リアプロジェクションTVといった製品群を、ソニーでは「VLP-HS1」の斜め投影の実演を行なった。また、ヤマハではDLPプロジェクタ「DPX-1」と併せて「シネマステーションS10」などのサウンドシステムも展示。ホームシアター用途をアピールしていた。
■スクリーン キクチ科学研究所は、スチュワートの「MALIBU」スクリーンなどを展示したほか、ピークゲイン0.9±10%のホワイトマット/ハイコンラストグレイスクリーンも参考出展。 OSスクリーンでは、教室での使用を想定した引き出し/電動式スクリーンなどを中心に展示。オーロラ(共栄商事)は電動スクリーンなどのほか、ピークゲイン1.0のリアスクリーンを参考出品していた。
■その他 各社の展示で目立ったのが無線LANシステム。松下電器やソニーが既発売の「VPL-PX15」、「TH-L712NTJ」などIEEE 802.11bを用いたシステムをデモンストレーションしていた。また、新たにキヤノンがプロジェクタのRGB入力端子に接続するキット方式のシステムを、シャープが独自の圧縮方式「QV-10」を用いたシステムを参考出展していた。 そのほかの展示で目を引いたのは、NECでプロジェクタの使用例として展示されていたバイクのシミュレータ「HONDAライディングシミュレーター」。NECビューテクノロジーの「VT440JK」を使用しているという。加えて「回転式プロジェクタ」も参考出展。「NEC」の文字などを周囲の壁に投影しながら回転のデモを行なっていた。 また、通信会社のNTTコミュニケーションズもブースを構え、認証システムなどを展示。AV関連の展示としては、音楽情報のストリーム放送を行なっている「MIXweb.TV」の実演を行なっていた。
□「INFOCOMM Japan 2001」のホームページ (2001年8月29日) [fujiwa-y@impress.co.jp] |
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