「DSP-AZ1」は、同社のフラグシップモデルとなるAVアンプ。5.1chを96kHz/24bitで再生する「DTS 96/24」や、「DTSディスクリート6.1」、「ドルビーデジタル・マトリクス6.1」、「MPEG-2 AAC」にも対応。さらに、2chソフトを5.1ch化する「ドルビープロロジック II」と、「NEO:6」デコーダも搭載している。 また、同社独自の「シネマDSP」も継承。モノラルから6.1chまでの各種のフォーマットの音声にDSP処理を加え、「臨場感を飛躍的に高める」という。シネマDSPのモードは、41種類用意され、6.1chソース用にも「デジタルSci-Fi 6.1」、「DTS Sci-Fi ES」などを搭載する。また、サラウンドをフロントスピーカーだけで再現する「バーチャル・シネマDSP」機能、ヘッドホンで再現する「サイレントシアター」機能も装備する。 DACには、DVDオーディオの最高音声規格対応のバーブラウン製192kHz/24bitDACを、サブウーファーや、フロントエフェクトチャンネルを含む全10チャンネルに採用。さらに、マルチチャンネルのチャンネル間誤差を最小限に抑える「クリスタルセミコンダクタ製デジタルコントロールボリューム」や、D/A変換直後の音声信号をパワーアンプに直結して外部の影響を排除する「プロセッサーダイレクト回路」なども搭載する。 同社では、これらの高音質化技術を総称して「デジタルマキシマムコンセプト」と呼び、「外部影響を排除した信号経路の純化を徹底した」としている。 内蔵パワーアンプは、前モデル「DSP-AX1」から総合で140Wパワーアップした、130W×6ch+45W×2chのディスクリート構成8ch仕様。低域駆動能力を向上させた大容量電源トランスを搭載するほか、高音質フィルムコンデンサを採用している。 入出力端子は、D5端子とコンポーネント端子(入力2系統、出力1系統)も装備。デジタル音声入力端子は前面入力端子を含む計10系統、アナログ音声入力端子は5系統備える。 付属リモコンは、ラーニング&プリセット機能を搭載し、1つのスイッチで連続した操作が実行可能なマクロ機能や、照光機能も装備する。さらに、音場プログラムの効果や音質、入力端子のアサインなどの設定を、TV画面に表示されるグラフィックやテキストを見ながらリモコンで調整できる。
【主な仕様】
□ヤマハのホームページ (2001年10月3日) [furukawa@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp