■ P-70
同社のハイエンドトランスポート「P-0」の思想を汲むというCDトランスポート。本体形状はCDプレーヤー「VRDS-50」とほぼ同じだが、ボディカラーがブラックになっている。本体重量は25kgで、インシュレータは鋳鉄製。3点支持を採用している。 ディスク回転時の振動を低減するという「VRDSメカ」を8mm厚ベースと直結。「メカニカルアースを徹底したハイリジット構造」としている。 また、モータブリッジに切削加工のアルミと炭素工具鋼の複合材、ターンテーブルにアルミと真鍮の複合材、スピンドルモータに従来比10倍のエネルギーを持つ「サマリュートコバルト磁石」を採用している。これらにより、振動や鳴きがキャンセルされ、ピットの読み取り精度が向上するという。 ワードシンクは44.1kHzと88.2kHzに対応。読み取った信号は、D/Dコンバータ部で24bit/88.2kHz、または176.4kHzにアップコンバートされる。アップコンバートのアルゴリズムには、時間軸成分の歪みが発生しないという「RDOT(Rifined Digital Output Technology)」を採用している。 176.4kHzの出力には、XLR端子2本を使用する。88.2kHz用の出力端子は、同軸(RCA)と光の1系統ずつ。また、D/Dコンバータを使用しない出力端子も3系統(RCA×1、光×2)搭載している。 また、マスタークロックにより、デジタル出力は出力直前でリクロックされる。デジタル出力用のトランスミッタは192kHz対応の「AK4103」を使用している。
【主な仕様】
■ D-70
44.1kHz/16bitから192kHz/24bitの拡張したRDOTと、最大19倍のオーバーサンプリングを行なうFIRの2種類のアルゴリズムを併用し、最大768kHz/24bitまでアップサンプリングが可能。また、新回路方式の「RAM Link(Refined Asynchronous Memory Link)を採用するなど強化が図られている。DACはバーブラウン製「PCM1704」を4個搭載する。 デジタル入力は光×2系統、同軸(RCA)×4系統、XLR×2系統で、そのうち同軸1系統は88.2kHzの入力にも対応する。さらに、バージョンアップにより、SACDやDVDオーディオ用のIEEE 1394インターフェイスを追加できる。対応時期は業界標準形式が正式決定した後としている。 外形寸法は465×352×191mm(幅×奥行き×高さ)、重量は25kg。ベースボードは8mm厚、支持は3点となっている。
□ティアックのホームページ (2001年12月13日) [orimoto@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp