■ HDD搭載の統合エンターテイメント機 Digital Libraryは、60GBのHDDとCDプレーヤーを内蔵し、音声・動画・静止画ファイルを再生するというもの。Ethernetも搭載しインターネット接続が可能で、インターネット上のコンテンツを取り込んで再生するというのが主な使い方になる。再生可能なフォーマットは、映像がMPEG-1/2、音声がWMA、MP3。CDプレーヤー経由の音声圧縮記録は、CD約1,500枚分可能。 また、CDプレーヤーを内蔵しないクライアント端末も展示された。家庭内の各部屋に設置するためのもので、ワイヤレス接続(IEEE 802.11b)を行なうための専用ルータも展示されていた。また、ミニコンポなどにクライアント機能を搭載する計画もあるという。
メインメニューから選べる機能としては、「Music Jukebox」、「Photo Albums」、「Video Clips」、「Internet Content」の4種類。Pioneer Electronics自身でも、Digital Libraryユーザーをターゲットとした、インターネットラジオなどのコンテンツを提供するという。 現在開発中の製品で、価格や発売時期は未定。
このほか、パイオニアとしては最大となる61型のプラズマディスプレイ「PRO-1000HD」を発表した。NEC製のパネルを使用したもので、大画面を好む北米市場に合わせてラインナップしたという。日本での発売は未定。米国での価格は17,500ドルを想定している。 また、日本で発売済みの50型と43型の米国市場投入も正式に発表された。価格は50型の「PDP-5030HD」が11,500ドル、43型の「PDP-4030HD」が15,500ドルになる見込み。
一方、ブース内で多くの場所を割いていたのが、北米市場で展開する「ELITE」シリーズのコーナー。ELITEは、プラズマテレビ、リアプロジェクションテレビ、DVDプレーヤー、AVアンプなどのブランド名で、ほとんどすべての製品に、黒のピアノフィニッシュが施されている。正面パネルだけでなく、側面もピアノフィニッシュで、非常に高級感がある。 ただし、外見は異なっているものの、中身は日本のラインナップとほぼ同じ。上記のプラズマテレビもELITEシリーズの一員だ。
そのほか、2001年10月開催のCEATEC JAPANに参考出品されたDVR-Blueレコーダと、DVR-7000の下位機種に当たる低価格なDVD-RW/Rレコーダが展示されていた。 低価格DVD-RW/Rレコーダは、シャープブースにも同じ内容と思われる製品の展示があった。この製品は、パイオニアがドライブなどの技術をシャープに供与し、シャープが生産するもの。日本でも2月には10万円を切る価格で発表になるという。 なお、展示してあったDVR-Blueレコーダは実際に稼動する製品で、プラズマディスプレイを使った再生デモを行なっていた。ただし、他のDVDプレーヤーと同じソース(数Mbps程度のNTSCとのこと)を使っており、その実力を見ることができなかったのが少し残念だった。
□2002 International CESのホームページ (2002年1月10日) [orimoto@impress.co.jp] |
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