同イベントは、同社ビジネスシステム事業部が企画したもの。会場はプラズマディスプレイコーナーとDVD関連商品コーナーに分かれており、両コーナーとも同社の提案する業務アプリケーションを具体的な事例をもとに解説していた。 プラズマディスプレイコーナーの目玉は、会期前日に発表した43V型プラズマディスプレイ「PDP-433CMX」の展示。会場には2台が出品され、ハイビジョン映像とPC入力を映し出していた。また、別売の天吊り用金具や壁掛け用金具なども一斉に並べ、実際に取り付けたところを展示した。
PDP-433CMXは、画面サイズ43V型、解像度1,024×768ドットの業務用プラズマディスプレイ。価格は108万円。上位機種の50V型「PDP-503CMX」と同じく、ディープワッフルリブ構造やスムースCLEAR駆動法を採用した同社製の第3世代パネルを搭載。画面輝度1,000cd/m2と業界最高クラスの明るさを実現したという。展示品もコントラストが高く、それでいて暗部の階調も滑らかだった。 画素ピッチも0.930(水平)×0.698(垂直)mmと細かく、ハイビジョン映像は非常に精緻。コントラストの高さとあいまって、CRTとほとんど変わらない印象の自然な表示が得られていた。また、他社の業務用プラズマディスプレイに比べ、基準の色温度を低めに設定しているという。
サイバーボードは既に発売済みの製品(215万円)。プラズマディスプレイがホワイトボードの代わりになるというもので、画面表面に手書き文字やイラストを書きこめる。書き込んだ画像を保存することも可能。
一方、ネットワーク対応型は、今回のイベントで初めて披露された。価格は未定だが、1システム250万円前後になる見込み。近日中にも発売されるという。顔画像を通信の主体にした従来のテレビ電話システムとは異なり、CADデータなどの図表のスピーディなカンファレンスを主目的にしている。 DVD関連製品のコーナーでは、既発売の業務用DVDレコーダ「PRV-R55」(37万円)を使用したアプリケーションなどを出展。新製品としては、学校など教育市場向けのポータブルDVDプレーヤー「DVD-E300」がディスプレイされていた。2001年12月10日発売で、価格は75,000円。 教科書改正に伴ない、学校でDVDを教材として利用することが認められたため、いち早く市場投入したという。バーコードリーダと組み合わせれば、バーコードでチャプタなどの指定が行なえる。もとになったのは民生用の液晶なしモデル「PDV-20」。会場にははやくも、教科書大手の出版社による体育などの小学校向け教材が並んでいた。
□パイオニアのホームページ (2002年1月29日) [orimoto@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp