RS-P70χIIは、2000年春発売の「RS-P70χ」を音質チューニングしたというユニバーサル・デジタルプリアンプ・イコライザ。音声信号を光デジタル伝送し、DSPによるデジタルチューニングで理想の車室内音場を作り上げるという「ODRコンセプト」に基づいて設計されている。 帯域毎の最適な音質を目指し、音響パーツの選定と組み合わせを多くの候補から決定。微細な音質チューニングを行なったという。オペアンプはバーブラウン製を搭載。また、ハイスピードクロック回路を採用し、マスタークロックの精度を高めてジッタを低減したとしている。 それぞれのスピーカー出力レベルと再生帯域を個別に調整できる「L/R独立4ウェイクロスオーバーネットワーク」および「L/R独立31バンドデジタルイコライザー」を搭載し、シートによる音圧レベルの偏りを補正可能。「自然な音場を車室内に再現する」という。イコライザは20Hz~20kHz、1/3オクターブ、0.5dBステップで左右独立に制御できる。また、スピーカー間の距離差を出力タイミングで補正する「タイムアライメント」も使用できる。 すべての金属フレームやシールドケースを銅メッキ化し、デジタル回路や電源回路から発生する磁気誘導ノイズを低減。なかでもDSP回路部は完全なシールドが施され、アナログ回路へのノイズの混入を遮断しているという。なお、DSP部は51bit処理で、D/Aコンバータには、バーブラウン製の24bitマルチビットコンバータを6基搭載している。 出力端子は、同シリーズの「RS-A1X II」や「RS-A2X II」と接続する光デジタルのほか、8chアナログRCA出力を装備。そのほか、専用設計の大容量・高音質タイプ電源コンデンサ、バランスタイプの電子ボリューム、70μm銅箔基板などを採用している。SN比は従来モデルから3dBアップし、110dBとなった。外形寸法は202×260×56mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.8kg。
□パイオニアのホームページ (2002年3月26日) [orimoto@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp