価格:オープンプライス
連絡先:テクニカルサポートセンター パイオニア株式会社は、DVD-RWディスクを約1分でクイックフォーマットできるATAPI内蔵型DVD-R/RWドライブ「DVR-A04-J」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円弱になる見込み。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/XP/2000/NT 4.0 SP5。 ライティングソフトとして「インスタントCD+DVD」と「Drag'n DropCD Plus DVD Edition」、オーサリングソフトとして「DVDit! SE」と、「MyDVD」などが付属する。 DVR-A04-Jは、先行してエスティトレードが4月1日に発表した「DVRW-AT4」で採用されたドライブ。ハードウェアは、従来モデル「DVR-A03」から奥行きが10mm短い197.7mmになったほか、トレイに爪を設け、縦置きにも対応した。 また、DVD-ROMの読み出し速度が6倍速になり、4倍速のハイスピードCD-RWに対応。さらに、CD-Rのバッファアンダーラン防止機能も追加された。そのほかの仕様は従来機とほぼ同等で、DVD-Rは2倍速、DVD-RWは等速での書き込みが可能。記録時2MB、再生時2MBのバッファメモリも搭載する。
新機能として、付属ソフト「インスタントCD+DVD」の専用バージョンを使用することで、クイックフォーマットが可能になった。今まで、DVD-RWメディアの完全フォーマットでは実際の書き込み時間と同じ1時間程度かかっていたが、クイックフォーマットは約1分間で終了する。 DVD+RWドライブにも、同種の機能として「バックグラウンドフォーマット」が採用されているが、最初にフォーマットした部分以外は、書き込み・読み出しをしていない時に、自動的にフォーマットしている。しかし、クイックフォーマットは必要な部分(リードイン、リードアウト、ファイルシステム)だけフォーマットを行ない、その後の部分はフォーマットせずに直接データを書き込んでいる。 さらに、インスタントCD+DVDは、CD-Rのマルチセッションと同等機能である、DVD-Rの追記機能「マルチボーダー」にも対応している。なお、クイックフォーマットと、マルチボーダーについては、現在のところ「インスタントCD+DVD」のみでサポートされ、それ以外のソフトでは実現できない。 また、従来機種をクイックフォーマットに対応するキャンペーンも実施される。同社のホームページ上で、7月下旬までに登録をしたユーザーが対象で、アップデート用のファームウェアと「インスタントCD+DVD」が特別価格で提供される。
□パイオニアのホームページ (2002年4月9日) [furukawa@impress.co.jp] |
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