WEB ARTSは、Windows CE.NETを採用するSTBで、VODの再生、Webページのブラウズ、メールの送受信などが可能。CPUにはGeode GX1の333MHzを採用し、フラッシュメモリは32MB搭載。アナログモデムのほか、Ethernet端子を装備し、PPPoEにも対応している。
MPEG-1とMPEG-4のデコードが可能で、展示されていたモデルは解像度800×600ドット、ビットレート700kbpsのMPEG-4を再生していた。また、WAV、MP3といった音声ファイルの再生もでき、音声ファイル(WAV)を自動添付する「音声メール」機能も搭載している。
ビデオ出力として、コンポジットとSビデオ端子を装備。音声出力は、RCAタイプのアナログ2chを備えていたが、基板上には光デジタル出力端子も設けられていた。また、展示機では非対応だが、アナログRGB出力も可能という。 リモコンおよびワイヤレスキーボードでの操作を想定しており、ストリームコンテンツを見るだけなら、ほとんどの操作をリモコンで行なえる。 また、登録した配信サイトにチャンネル番号が設定でき、登録サイトへの接続をリモコンのテンキーから行なえる。チャンネル番号を押すとただちにコンテンツが再生される様は、テレビの操作感にかなり近いものだった。
将来的には、DVD-ROMドライブ搭載タイプやHDD搭載タイプなども考えているという。MPEG-2への対応は、DVD-ROM搭載機で行なう見込み。また、接続するサイトの限定やスマートカードによる認証が可能なため、供給先にあわせたさまざまなビジネス展開が可能になるとしている。
そのほか、液晶ディスプレイにWEB ARTSの機能とテレビチューナを一体化した「WEB LCD TV」も展示。主に単身世帯での使用を想定している。また、WEB LCD TVからTVチューナを省略したインターネット端末も出品していた。どちらも正式名称はまだ決まっていないが、「WEBARTS」の名をつけた共通ブランドとして展開していきたいという。
なお同社は、株式会社エヌ・ティ・ティエム・イー(NTT-ME)にWindows CE 3.0ベースのWeb端末「わくわくステーション II-D」を供給した実績があり、今回出品したWEBARTSは、そのWindows Windows CE.NET版となる。
□Costronのホームページ (2002年4月11日) [orimoto@impress.co.jp] |
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