XP7210とXP3210の主な違いはCPUと搭載OS。XP7210がモバイルPentium III-M 800MHzとWindows XP Professionalを採用し、XP3210がモバイルCeleron 650MHzとWindows XP Home Editionとなっている。また、標準搭載メモリがそれぞれ256MB、128MB、HDDが30GB、20GBと差別化されている。 従来のInterlinkはOSにWindows CEを採用していたが、今回よりWindows XPを採用。解像度1,024×600ドットの8.9型ワイド液晶ディスプレイを搭載している。ポインティングデバイスはスティック型を装備する。 バッテリに特徴があり、内蔵バッテリ単体での運用のほか、標準バッテリ(付属)、大容量バッテリ(別売、3万円)のいずれかを装着することで駆動時間の延長が図れる。内蔵バッテリのみで2時間、内蔵+標準バッテリで約6時間、内蔵 + 大容量バッテリで約10時間の連続動作が可能。 外付けバッテリを装着しない場合の外形寸法は225×152×28~29.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約885g(XP3210は880g)。標準バッテリ装着時の重量は約1,055gとなる(同1,050g)。インターフェイスは、XP7210にのみi.LINKを搭載し、両機種にEthernet、PCカードスロット、SDメモリーカードスロット、USB 1.1×2を装備。そのほか、動画編集ソフト「ImageMixer」もバンドルされている。
ビクターらしい特徴として、ソフトウェア版の「CCコンバータ」の導入が挙げられる。これは、同社のAVアンプなどに搭載されている音声波形の補間技術で、デジタル化された音楽データの量子化以前の状態(アナログの状態)を類推し、再生時にリアルタイムで復元するという技術。ノートPCに搭載することで、MP3などの圧縮音源の損失情報を補間し、音楽データの復元を目指すとしている。 InterlinkのCCコンバータは、圧縮データやリニアPCMに対するフィルタとして作動し、デコードの最終段に配置。CCコンバータで処理された音声信号は、ヘッドフォン端子、内蔵スピーカー(ステレオ)、USB端子から出力される。
□ビクターのホームページ (2002年4月23日) [orimoto@impress.co.jp] |
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