パイオニア、同社初の30V型液晶テレビ
―BSデジタル/110度CSチューナも搭載


7月中旬発売

標準価格:オープンプライス

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 パイオニア株式会社は、30V型液晶パネルを採用した同社初の液晶テレビ「PDL-30HD」を7月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65万円から70万円前後になると見られる。すべての機能を操作できる通常のリモコンに加え、機能を絞ったシンプルリモコンも付属する。

 PDL-30HDは、シャープ株式会社の液晶テレビ「LC-30BV3」のOEM製品。パイオニアでは43V型以上をプラズマテレビの「Pure Vision」ブランドで展開中だが、ボリュームゾーンとして注目される30~40V型クラスへ液晶テレビの投入を決定。プラズマテレビでも協力関係にあるシャープの製品を「Pure Visionシリーズ」の1つとして採用したという。ただし、最終的な絵作りについてはパイオニアの技術が使用されている。

 パネル部をはじめ、仕様はほぼLC-30BV3と同じ。ASV(Advaced Super View)方式の低反射ブラックTFT液晶パネルを搭載し、解像度は1,280×768ドット。デジタルハイビジョンの表示に対応し、D4入力を2系統搭載している。

 BSデジタル/110度CSデジタルチューナを搭載し、BSデジタル、110度CSデジタルの両放送を視聴できる。ただし、epの蓄積型放送には対応していない。また、D-VHSレコーダなどをつなぐためのi.LINKを2系統搭載。D4以外の映像入力は、S2映像×2系統、コンポジット×4系統、アナログRGB×1系統。音声出力には光デジタル×1系統を備えている。

 スピーカーは8cm口径のダブルマグネットスピーカーユニットを搭載したバスレフ型で、取り外しが可能。デジタルアンプを採用し、BBE Mach3 Bass回路も搭載している。出力は10W×2ch。

 スピーカー、スタンド込みの外形寸法は、1,002×317×600mm(幅×奥行き×高さ)。ディスプレイ部の奥行きは92mmとなる。スピーカーおよびスタンドを含む重量は23kgで、本体のみの重量は15.2kg。

【主な仕様】
画面サイズ30V型(643×385mm)
解像度1,280×768ドット
駆動方式TFTアクティブマトリクス
受信チャンネルVHF:1~12ch、UHF:13~62ch、CATV:C13~C38ch、BSデジタル:000~999ch、110度CSデジタル:000~999ch
スピーカー8cm×2
音声出力10W×2ch
入出力i.LINK2系統
入力D4×2系統、S2映像×2系統、コンポジット×4系統、アナログRGB×1系統、PC音声(アナログ)×1系統
出力モニタ出力×1系統(ビデオ4兼用)、光デジタル音声×1系統、ヘッドフォン×1系統
消費電力154W(待機時0.5W)
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
1,002×317×600mm(スピーカー、スタンド含む)
1,002×95×497mm(スタンド含まず)
766×92×497mm(本体のみ)
重量23.0kg(スピーカー、スタンド含む)
18.2kg(スタンド含まず)
15.2kg(本体のみ)

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release308-j.html
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(2002年5月7日)

[orimoto@impress.co.jp]

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