パイオニア株式会社は、同社のMDミニコンポ「FILL」シリーズの新製品として3枚CDチェンジャとMDLP対応MDデッキを搭載した「X-RS70」を5月24日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は6万円前後の見込み。MDのタイトル入力に対応したリモコンが付属する。 「X-RS70」は、CDでカットされる20kHz以上の高域を再現するという「レガート・リンク・コンバージョン」を搭載したMD/CD一体型のミニコンポ。シリーズ従来機同様、3枚CDチェンジャを搭載する。アンプ部は出力25W×2chのディスクリート設計で、パーツに大容量電源ケミカルコンデンサーや、高音質電解コンデンサーなどを使用する。入出力端子は金メッキ処理され、スピーカー端子はネジ式を採用。OFCスピーカーケーブルも付属する。 MDデッキ部は、MDLPおよびグループ機能を搭載するほか、録音時に情報量の多い帯域へデータを多く割り当てる独自の「ARTIST(Advanced Real Time Signal Tuning)システム」も採用。「原音に忠実な録音が可能」としている。また、CDからMDへの2倍速録音にも対応する。 そのほか、小音量時のボリュームを細かく調整できるという「ファインポジション機能」を搭載。デジタル入出力端子も装備する。本体の外形寸法および重量は、210×391×168mm(幅×奥行き×高さ)、5.5kg。スピーカーの外形寸法および重量は、165×271×280mm(幅×奥行き×高さ)、4.1kg。
(2002年5月15日) [nisiuti@impress.co.jp] |
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