東芝、プログレッシブ出力が可能なポータブルDVDプレーヤー ―液晶は8.9型ワイドXGA、テレビチューナも内蔵

6月下旬発売 標準価格：オープンプライス 連絡先：モバイルAVサポートセンター 　　　　　　Tel.0570-05-7000

　株式会社東芝は、8.9型ワイド液晶ディスプレイを搭載したテレビチューナ内蔵のポータブルDVDプレーヤー「MED900J」を6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は108,000円前後と見られる。

　バッテリは別売りで、装着時には約5.5時間の連続再生が行なえる。バッテリの価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後になる見込み。

　MED900Jは、217.3×163.8×35.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量約890g(本体のみ)のポータブルDVDプレーヤー。バッテリは本体低部に装着し、装着時の厚みは57.1mm、重量は約1.5kgになる。

　液晶ディスプレイには8.9型の低温ポリシリコンTFTパネルを採用。解像度は1,024×600ドットとなっている。

　本体にD2出力端子を搭載し、テレビなど外部モニタへのプログレッシブ出力に対応する。映像DAコンバータは54MHz/10bit。また、D2出力以外にも、S映像とコンポジットの出力端子を備えている。

　再生可能なディスクは、DVDビデオ、DVDオーディオ、ビデオCD、音楽CD、DVD-R、CD-R/RW。CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生にも対応している。また、テレビチューナも内蔵し、アンテナ入力経由でVHF 1～12ch、UHF 13～62chの受信が行なえる。

　画質面では、DVDビデオのプログレッシブ信号をそのままLCDコントローラに出力する「デジタル・シネマ・プログレッシブ回路」を搭載。「映画館で観ているようなナチュラルで滑らかな映像を再現できる」としている。画質調整項目は、コントラスト、明るさ、色の濃さ、色合い、エッジエンハンス(輪郭強調)など。また、調節した設定を3種類までを本体に記録できる。

　音声出力に光/同軸デジタル端子を装備し、ドルビーデジタルおよびDTSのビットストリーム出力が行なえる。また、3Dサラウンド効果が得られるという「スペシャライザー デジタルバーチャルサラウンドシステム」やセリフなど強調する「ムービーボイス機能」も搭載している。なお、アナログ5.1ch出力端子は装備せず、DVDオーディオも2ch再生だけに対応する。

【主な仕様】

再生対応ディスク	DVDビデオ、DVDオーディオ、ビデオCD、音楽CD、DVD-R、CD-R/RW、MP3
画面サイズ	8.9型ワイド
画面解像度	1,024×600ドット
音声周波数特性	4Hz～22kHz(DVD 48kHz) 4Hz～44kHz(DVD 96kHz) 4Hz～88kHz(DVD 192kHz) 4Hz～20kHz(CD 44.1kHz)
映像入力	コンポジット×1系統
映像出力	コンポーネント(D2)、S映像、コンポジット(各1系統)
音声入力	アナログ×1系統
音声出力	光/同軸デジタル、アナログ、ヘッドフォン(各1系統)
外形寸法(本体のみ)	217.3×163.8×35.1mm(幅×奥行き×高さ)
重量(本体のみ)	約890g

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2002_06/pr_j0301.htm
□関連記事
【2001年6月20日】シャープ、業界初の8.7型ワイド液晶搭載ポータブルDVDプレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010620/sharp.htm

(2002年6月3日)

[orimoto@impress.co.jp]