国際レコード産業連盟(IFPI)は5月30日、会員社および各国のレコード産業団体に向け、コピーコントロールCDに対する表示ガイドラインを発行した。日本レコード協会が3月に発行した「複製制御CDの表示に関する運用基準(暫定版)」も、このガイドラインに沿って作成されている。 IFPIによる推奨事項は、「パッケージ外部」、「パッケージ内部」、「言語およびシンボル」にわたっており、このうち「パッケージ外部」については、「どの機器、あるいはどのプラットフォームで再生できるか」について明示することを推奨している。また、「場合により、安全な環境下でコピーできる」と、コピー可能な場合についても触れている。 「パッケージ内部の表示」には、セカンドセッション(PCデータを収録できる部分)、プレーヤーのダウンロード方法、顧客対応用のURLや電話番号を挙げている。また、「言語およびシンボルマーク」については、発売地域にあったものを個別に用意し「適切な言語、意味のわかるシンボルマークを使用する」ことを推奨。必要に応じて、告知キャンペーンの実施を提案している。 IFPI会長兼CEOのJay Bermanは、ガイドラインの狙いについて「ユーザーがコピーコントロールCDを購入する際、適切な情報が得られるよう、レコード会社や小売業者に実際的なサポートを行なうこと」と説明している。 また、ヨーロッパ国際エンタテインメント小売業協会(GERA EUROPE)もこのガイドラインを歓迎し、「今後もガイドラインの浸透のためIFPIと協議を行ないたい」とコメントしている。
□IFPIのホームページ(英文) (2002年6月5日) [orimoto@impress.co.jp] |
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