LPX-500は、1,280×720ドットのHD対応パネルを搭載する液晶プロジェクタ。2001年発売のDLPモデル「DPX-1」の設計思想を継承し、「ホームシアターメーカーならではのこだわりを随所に活かした」としている。明るさは700ANSIルーメンで、コントラストは600:1。 対応信号は480i/576i/480p/576p/720p/1080iで、搭載する映像入力端子は、コンポーネントとD4(各1系統)。また、DVI-D、アナログRGB端子も1系統ずつ備えており、「HTPC用途も楽しめる」という。 レンズは光学1.35倍ズームで、100型(16:9)投写時の最短距離は3.2m。新開発のハイコントラスト光学系の「ナチュラルブラック・コンセプト」により「暗部のニュアンスや微妙な階調表現も豊かに表現する」という。また、IP変換にはFaroudjaの「DCDi回路」を採用。輪郭のジャギーを抑え、「美しい映像再現を可能にする」としている。 空間方向の色ムラ補正を画面上の600以上のポイントで行なうほか、RGB各色の独立可変カラーバランス調整を搭載するなど、色再現についてもDPX-1を踏襲している。黒レベル調整、白レベル調整、色温度、肌色調整なども可能で、調整メニューは視覚への影響を抑えるためにモノクロで表示。また、画面への影響を最小にする「1ライン」表示での調整も行なえる。 熱排気にはシロッコファンを採用。ファンの回転数を最適化し、騒音を32dBに低減している。外形寸法は409×281×125mm(脚部含む)、重量は4.76kg。DPX-1に比べると、奥行きが半分近く短くなり、重量も3kgほど軽くなっている。
□ヤマハのホームページ (2002年6月5日) [orimoto@impress.co.jp] |
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