RioRiotは、WMPとMP3の再生に対応したポータブルプレーヤー。パソコンとの接続はUSBで行なう。最大外形寸法は145×100×30mm、重量は約250g(電池含む)。電源には内蔵のリチウムイオン充電池を使用する。連続再生時間は最長10時間。 20GBのHDDを内蔵し、128kbpsのWMAを約5,000曲保存できる。対応ビットレートは、WMPが32~192kbps、MP3が32~320kbps。また、曲名、アーティスト名、アルバム名といったID3タグをサポートするが、漢字表示には対応していない。液晶ディスプレイはバックライト付き。解像度は240×160ドットとなっている。
ヘッドフォン出力の周波数特性は40Hz~20kHz。ラインアウトは20Hz~20kHzとなる。SN比は89dB。高音と低音を12段階で調節できるイコライザも搭載する。 特徴的なのは、「Rio LigiTrack Interface」と呼ぶ独自のインターフェイス。これは、20GBの大容量に蓄えた大量の楽曲を活用するために採用されたもので、同社では「ユーザーが曲を選んで再生する従来の『アクティブリスニング』とは逆の、ある程度RioRiotに選んでもらう『パッシブリスニング』だ」と説明している。
中核となるのは「RioDJ」という機能で、特定の条件に合わせてプレイリストを自動作成するもの。全部で7種類あり、それぞれ「Entertain Me!」、「Top Tunes」、「New Music」、「Memory Lane」、「Sounds of the...」、「Random Play」、「Play All」の名前がついてる。 Entertain Me!は、指定した時間に合わせてプレイリストを作る機能。15分から8時間までの7段階を指定でき、好きな曲やまだ聴いていない曲をまぜて作成される。通学・通勤時間などにあわせて毎日更新すれば、日替わりのプレイリストが作成できる。 Top Tunesは、再生回数の多い曲をプレイリストとして作成する機能。10曲から250曲まで7段階で指定できる。New Musicは、HDDに新しく保存した曲のプレイリストを作る機能で、1週間以内、1カ月以内、1年以内などを指定可能。 Memory Laneは、しばらく再生していない曲を選ぶ機能。期間として1週間、1カ月、1年などを選択できる。Sounds of the...は、曲の発表年や年代でプレイリストを作成する。'70年代、'80年代といった10年後との年代別のほか、1年ごとにプレイリストを作る機能で、利用シーンを同社では「懐かしい時代を振り返り、その雰囲気にひたってみたいとき」と説明している。 Random Playは、HDD内のすべての曲をランダムに演奏する機能。Entertain Me!同様、15分から8時間までの再生時間指定が行なえる。Play AllはHDD内のすべての曲を再生する。
なおRioRiotは、1月開催のInternational CES 2002で、2002年CESアワードを受賞した製品。ただし日本向けの製品からは、チューナが省略されている。また、「日本向けには標準装備したい」としていた中間リモコンの採用も見送られたようだ。
□ソニックブルーのホームページ (2002年6月24日) [orimoto@impress.co.jp] |
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