日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は、48bit固定のDSPを搭載したデジタルオーディオプロセッサ「TAS3103」を発表した。9月より量産出荷され、5万個注文時の単価は2.5ドル。 TAS3103は、プログラミング不要な固定機能DSPながら、係数の書き込みだけで高品質なプロセッシングを行なうというオーディオ用プロセッサ。プロセッシングチャンネルを3個搭載し、搭載アルゴリズムを自由に組み合わせることができる。最高96kHzのサンプリングレートに対応。 使用できる機能は、ボリューム/トーンコントロール、スタティック/ダイナミック・ラウドネス補正、パラメトリックEQ、ダイナミックレンジの圧縮/伸張、ミキシング/スケーリング、プログラマブル・ディザーなど。BBE Sound、Copper Bauck、Qsound、Sensaura、SRSといった各社のオーディオエフェクトアルゴリズムも搭載可能。 今回発表されたTAS3103は、Texas Instruments(TI)が今後展開する「TAS31xx」シリーズの第1弾。同シリーズは家庭および車載用機器に対応するオーディオプロセッサ群で、48bitの固定機能DSPコアの搭載が特徴となっている。 また、オーディオプロセッシング機能が設計済みのため、追加のプログラミングなしに各社のオーディオプロセッシング技術を利用可能。開発コストと市場投入時間を削減できるとしている。
□日本TIのホームページ (2002年8月27日) [orimoto@impress.co.jp] |
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