シャープ株式会社は、1ビットデジタルシステム「Auvi(アウビィ)」の新製品として、DVDプレーヤー内蔵型の「SD-AT10」と、ベーシックモデルの「SD-CX8」を発表した。AT10が10月15日、CX8が9月20日の発売で、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格は、AT10が7万円前後、CX8が45,000円前後と見られる。
■ SD-AT10 シリーズ初のDVDプレーヤー搭載モデルで、スロットイン方式を採用している。DVD部のほか、MDLP対応MDデッキ、AM/FMチューナ、20W×2chアンプ、2ウェイスピーカーなどを搭載。テレビの操作に対応した10キー方式文字入力のリモコンが付属する。 アンプ部には、1秒当たり約280万回のサンプリングと、7次ΔΣ変調によるノイズシェーピングを行なう「1ビットデジタルアンプ」を搭載する。「アナログ信号での処理に比べて音質劣化が極めて少ない」としている。 DVD部は、DVDビデオ、DVD-R/RW(ビデオモード)、音楽CD、CD-R/RW、MP3の再生に対応する。映像出力端子は、D1、S映像、コンポジットを各1系統搭載。画像のキレを向上させるという「スーパーピクチャー回路」と、黒色を補正できる「デジタルガンマ」回路も採用している。 また、2つのスピーカーで臨場感あるサラウンドを再現するというバーチャルサラウンドを搭載するほか、低音を強調の「X-BASS回路」、「FLAT」、「HEAVY」、「POPS」、「SOFT」といったプリセットサウンド機能を利用できる。 音声入力は、光デジタル、アナログを各1系統搭載。音声出力は、光デジタル×1、サブウーファ端子×1、ヘッドフォン出力×1。本体にはアルミパネルを採用し、「シンプルで飽きのこない高級感あるデザイン」としている。外形寸法および重量は、332×178×206mm(幅×奥行き×高さ)、約5.9kg。 付属スピーカーは、11cm径ウーファと2cm径ソフトドームツイータのバスレフ型2ウェイ2スピーカー。外形寸法は130×198×280mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.8kg(1本)。
■ SD-CX8 20W×2chの1ビットデジタルアンプを採用したミニコンポ。2001年11月発売の「SD-CX3」および「SD-CX2」の後継機にあたる。1ビットデジタルアンプ搭載機ながら45,000円前後という、他社のミニコンポと同程度の実売価格が予想される。カラーバリエーションとして、ブラックとシルバーを用意する。 CD部はCD-R/RWの再生に対応し、MD部はMDLPの録音・再生をサポートしている。CDからMDへの倍速録音や、曲を聴きながら編集する曲を指定できる「ハイパートラックエディット」、低音強調用の「X-BASS」などを搭載。また、リモコンは10キー文字入力方式を採用している。AM/FMチューナも内蔵し、タイマーも使用できる。 本体は、318×210×209mm(幅×奥行き×高さ)で、「狭い棚などにもすっきり置ける」としている。重量は約4.6kg。1系統のアナログ外部入力端子と、ヘッドフォン出力端子を装備する。 スピーカーはバスレフ型で、12cm径ウーファと2cm径ソフトドームツイータで構成。外形寸法は150×181×293mm(幅×奥行き×高さ)で、木製キャビネットを採用している。重量は約2.5kg(1本)。なお、本体部、スピーカーともにスピーカー端子は直出しではなく、どちらもクリップ式となっており、ほかのスピーカーとの接続や、ケーブル交換にも対応できる。
□シャープのホームページ (2002年9月2日) [orimoto@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp