日本マランツ株式会社は、ホームシアター用DLPプロジェクタ「VP-16S1」を200台限定で9月から発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は75万円前後と見られる。 2001年11月発売のホームシアター向けDLPプロジェクタ「VP-12S1」の別バージョンで、DVDビデオ再生に特化したモデル。DMD素子を0.8型1,280×720ドットから0.67型848×480ドットに変更し、DVDビデオのリアル表示にこだわったという。DCDi回路は継承している。 ほかにも、輝度、色差のそれぞれについてDetail、Edge、Gainのスレッショルドレベルを変更できるなど、調整項目が大幅に増えている。光源は150W SHPで、コントラスト比は1,000:1、明るさは550ANSIルーメン。 レンズ周りは12S1と同じ。1.2倍手動ズームレンズを採用している。ただし、パネルが0.67型と小型化したため、投影距離が伸びている。100型16:9の最短距離は、12S1が3.3m、16S1が4m。また、レンズシフトの可変幅が12S1より大きくなっている。
1080i/1035i/720p/480p/480iの各ビデオ信号を入力可能。ハイビジョン信号は、ダウンコンバート処理で表示する。映像入力は、コンポーネント、S映像、コンポジット、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)を各1系統備える。アナログRGB経由での表示は、VGA/SVGA/XGAに対応する。12S1の特徴の1つだった、i.LINK端子は省略された。 外形寸法は404.5×471×158mm(幅×奥行き×高さ)、重量は13kg。オプションとして、天吊り金具(42,000円)、延長ポール(32,000円)、交換ランプ(5万円)を用意している。
□マランツのホームページ (2002年9月4日) [orimoto@impress.co.jp] |
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