ヤマハ株式会社は、ミキシングが可能なMP3レコーダ「サウンドスケッチャー SH-01」を11月1日に発売する。価格はオープンプライス。なお、同社が運営する「サウンドスケッチャー」専門のWebサイトでの限定販売となり、ネット直販価格は39,800円。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。
SH-01は、「ラジカセ感覚で気軽に音楽作りが楽しめる」をコンセプトに開発されたMP3レコーダ。本体にステレオマイクを内蔵するほか、外部マイクやエレキギター用のINST端子、管楽器用ピックアップマイクに対応するMIC端子などを備えており、歌や音楽を重ね録りできる。
また、メトロノーム機能や楽器のチューニング機能に加え、8カテゴリ、8タイプ、計64種類のエフェクタも搭載する。エフェクトは内蔵のもの以外に、専用のWebサイトからダウンロードし、8個まで内蔵エフェクトと差し替えることが可能。さらに、USB端子を搭載し、専用のソフトを介して作成した音楽をPCに取り込むことができる。録音メディアには3.3Vのスマートメディアを採用、本体には16MBのメディアが付属する。 なお、PCからMP3ファイルを本体に転送する場合、コピーはできず、移動のみ可能。さらに、PCから転送したファイルのバックアップファイルを作成することはできない。もちろん、本体で録音した場合、コピー禁止などの制限はない。 音楽制作用のツールだが「トラック」という概念はなく、ミキシングはすべて「重ね録音」になる。何度でも重ねて録音することができるが、MP3の場合は僅かに音質が劣化していく。また、直前の1回のミキシング録音については「やり直し」が可能だが、それ以上に作業をさかのぼることはできない。ただし、バックアップファイル(コピー)を作成することは可能。 対応フォーマットはMP3(64~192kbps)とWAV(44.1kHz/16bit)。録音時間は、128MBのスマートメディアを使用した場合、標準モード(MP3 192kbps)で約85分。長時間モード(MP3 64kbps)で約260分。WAVファイルで約12分。 音声入力は、INST端子、MIC端子、アナログ(ステレオミニ)を各1系統装備。音声出力は、アナログ(ステレオ)/ヘッドフォン兼用端子が1系統。さらに、ステレオスピーカーを内蔵する。外形寸法は、200×34×133mm(幅×奥行き×高さ) 。重量は450g(本体のみ)。電源は単3電池6本か、付属のACアダプタを使用。アルカリ乾電池の場合、連続使用時間は、MP3再生時は約2時間、録音時は約1時間30分となっている。
また、この製品が販売される「サウンドスケッチャー」専門のWebサイトでは、エフェクトデータのダウンロードサービスを行なうほか、再生、編集ソフトウェアの提供も検討中とのこと。さらに、個人のWebサイトで製品を紹介し、販売に繋がった場合、同社が一定のロイヤリティを紹介した人に支払うという、アフィリエイト展開も検討中だという。
なお、今回の製品は同社の音楽ポータルサイト「ミュージックイークラブ」において企画を発表。7月4日から開始された読者参加型の商品企画ページで、仕様や使い方についてのアイデアを募集し、集まった約160通の意見メールを参考に製品化したという。今後も同様の企画を行ない、年4品目程度のサイクルでリリースするという。
□ヤマハのホームページ
(2002年9月12日) [yamaza-k@impress.co.jp] |
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ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp