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ソニー、新パネル採用の液晶データプロジェクタ2機種


11月1日より順次発売

標準価格:「VPL-FX51」200万円
     「VPL-PX40」110万円

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 ソニーは、XGA(1,024×768ドット)液晶データプロジェクタ2機種を発売する。ネットワーク機能を強化した「VPL-FX51」を11月1日に、デザインを一新した「VPL-PX40」を12月1日に発売する。価格はそれぞれ、200万円、110万円となっている。

 両機種とも、スタンバイ状態を介さずに、直接本体の電源のON/OFFが可能になっている。これにより、スイッチャーなどの集中管理が容易になった。

 また、L型の光学システムの採用により、上下90度まで傾け設置することが可能。さらに、液晶パネルの水平、垂直方向、信号レベルごとに個々の画質を均一に調整する「3Dガンマ補正」回路を搭載している。

●VPL-FX51

 VPL-FX51は、2001年3月に発売したEthernet搭載液晶プロジェクタ「VPL-FX50」(168万円)の後継機。1.3型液晶パネルと、300W UHPランプを新開発し、5,200ANSIルーメンの高輝度を実現。最大300型までの投影が可能となっている。

 また、入力信号処理を全てデジタル処理することにより、「ノイズを低減し、劣化の少ない高画質を実現した」としている。

 ネットワーク機能も強化し、プロジェクタの設置状況やユーザー情報を、定期的に指定されたアドレスにEメールで通知する機能を搭載。従来どおり、LAN経由でパソコンからPowerPointなどのファイルを転送したり、Webブラウザからのプレゼンテーションや、プロジェクタのコントロールもできる。

 そのほかにも、光学的な補正により、画質を劣化させることなく画面位置を調整できる「ピクチャーシフト機能」を装備。この機能を用いて、プロジェクタを2台使用するツインスタックが可能となっている。


●VPL-PX40

 VPL-PX40は、従来機種「VPL-PX32」からデザインを一新し、パールホワイトが基調の前面と後面をスッキリとさせたデザインを採用した。また、トップには、ソニーロゴのイルミネーションが設けられている。

 液晶パネル、光学システムともに新開発し、3,500ANSIルーメンを実現。また、4系統RGB入力に加え、コンポジットやSビデオ入力も備え、入力信号処理を全てデジタル処理することで、ノイズを低減させている。

 本体にはEthernetを内蔵し、LANを経由してプロジェクタのコントロールもできる。

主な仕様
VPL-PX40 VPL-FX5140
液晶パネル マイクロレンズアレイ採用
0.99型ポリシリコンTFT×3
マイクロレンズアレイ採用
1.3型ポリシリコンTFT×3
パネル解像度 1,024×768ドット
レンズ マニュアルフォーカス1.3倍ズーム 電動フォーカス1.3倍ズーム
光出力 3,500ANSIルーメン 5,200ANSIルーメン
ランプ 265W UHP 300W UHP
投影サイズ 40~300型
入力対応信号 RGB(水平19~92kHz、垂直48~92Hz)
15kHzコンポーネント50/60Hzシステム
コンポジットビデオ
Y/Cビデオ
映像入力 コンポジット/S映像×各1、アナログRGB×3、DVI×1 コンポジットBNC×1、S映像×1、アナログRGB/コンポーネントBNC×1、DVI-I×1
最大消費電力 365W 400W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
420×316×115mm 480×502×167mm
重量 約7.5kg 約10.5kg

□ソニーのホームページ
http://www.sony.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200209/02-0926/
□関連記事
【2001年6月28日】ソニー、Ethernet対応など0.9型液晶プロジェクタ3機種
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010628/sony2.htm
【2001年2月22日】ソニー、Ethernetに対応した液晶プロジェクタ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010222/sony01.htm

(2002年10月8日)

[furukawa@impress.co.jp]


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