◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
日本ビクター株式会社は、アナログフィードバックを採用した新デジタルアンプ「DEUS」(デウス)を開発。12月2日発売の「MD aosis(アオシス)」2機種より導入する。発売するのは、Net MD対応の「SS-NT1MD」と、DDスピーカー採用の「SS-D5MD-S」。発売日はともに12月2日で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は両機種とも7万円前後の見込み。 DEUS(Digital Emotional Universal Sound)はPWM変調によるデジタルアンプ。LPF通過後の信号をPWM変調前へアナログでフィードバックするのが特徴で、これにより変換誤差、スイッチング歪みなどがなくなるため、高級アナログアンプと同程度のTHD(歪率)0.01%以下が得られるという。
アナログフィードバックを行なうため、CDのPCM信号なども一旦アナログに変換してからPWM変調回路に入力する。シャープの1ビットデジタルアンプとよく似ているが、DEUSでは1bit ΔΣ変調回路ではなく、PWMを使う。また、デジタルでのフィードバックも同時に行なっているため、同社では「ハイブリッドフィードバック」と呼んでいる。 さらに、PWM変調時には新開発の「Floating Triangle PWM(FLT-PWM)変調回路」を採用している。400kHzのマスタークロックを積分して得られた三角波から、基準電圧を下回る幅をパルス幅として使用。多チャンネルでも相互干渉がなく、同期動作も可能だという。同社ではDEUSをDVDシステムやオーディオシステムに順次導入する予定。
■ SS-NT1MD
CDからMDへは4倍速録音が可能。付属スピーカーは8.5cm径フルレンジバスレフ型で、センターをオフセットした同社独自の「オブリコーンユニット」を採用。そのほか、本体部にはトップオープン式電動ドア、アルミボリュームノブなどを採用している。 出力は最大30W×2ch。入力はアナログラインと光デジタルを各1系統装備し、出力はアナログ、ヘッドフォン、サブウーファプリアウトを1系統ずつ備える。本体部の外形寸法は160×240×130mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.3kg。スピーカーは114×174×176mm(同)、約1.3kg(1本)。
INTERJUKEは、CDからのリッピング、ATRAC3へのエンコード、再生、再生リスト作成、Net MD機器との連動が可能なソフト。同社の独自開発によるもので、NT1MDのCD、MD、チューナ、音量をパソコンから制御できる。
■ SS-D5MD
付属のDDスピーカーは、9.5cm径の小型サブウーファユニットを下部に搭載したもの。サブウーファ部はパッシブで、本体部には専用のスピーカー出力端子が2つ設けられている。NT1MDと異なり、サブウーファプリアウトは装備していない。そのほかの入出力は同じ。
本体部の外形寸法は、160×242×130mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.6kg。スピーカー部は140×185×301.5mm(同)、約2.3kg。
□ビクターのホームページ (2002年10月15日) [orimoto@impress.co.jp]
|
|