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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ヤマハ株式会社は5日、プロフェッショナルオーディオ製品の発表会を開催、ニアフィールド用のパワードスピーカー「MSP10 STUDIO」や、業務用デジタルプロダクションコンソール「DM1000」などを発表した。 ■ MSP10 STUDIO
12月発売 標準価格:110,000円(1本) MSP10 STUDIOは、スタジオ用のパワードスピーカー。12月より発売され、価格は110,000円(1本)。 同社のパワードスピーカー「MSP10」をベースに、スタジオ利用に最適化するため、様々なチューニングを施している。20cm径のウーファと、2.5cm径のチタンドームツィータにより構成され、指向角は120度。パワーアンプはウーファ用120W、ツィータ用に60W出力のバイアンプ方式で、それぞれのスピーカー特性に最適化されているという。 また、磁性の方向を揃えることで、音の劣化を抑えながら防磁特性を実現する防磁型磁気回路「Advanced Magnetic structure」を採用し、音質向上を実現したという。 キャビネットはバスレフ式で、エンクロージャー素材にはMDF(Medium Density Fiber)を採用している。本体サイズは265×329×420mm(幅×奥行き×高さ)、重量は20kg。
同社では、従来パッシブ型の「NS-10M STUDIO」をスタジオ用のニアフィールドモニタとして販売し、プロフェッショナル向けのレコーディングスタジオでも高い普及率を誇っていた。しかし、ウーファのコーン紙で採用しているパルプが、環境問題で入手ができなくなったため廃番にせざるを得なかったという。なお、パッシブ型のスタジオ用モニタについては、「現在のスタジオ用スピーカーでは、アクティブ型の人気が高くなっており、パッシブ型については特に予定していない」としている。 【主な仕様】
■ MSR100
12月発売 標準価格:56,000円(1本) MSR100は、'89年に発売した「MS60S」の後継機となる小規模イベント/フロアモニタ用のパワードスピーカー。12月より発売され、価格は56,000円(1本)。 20cm径のウーファと2.54cm径のツイータから構成されるパワードスピーカー。定格出力が「MS60S」の60Wから100Wに強化されているほか、アンプ部やスピーカーユニットがリファインされ、音質が向上しているという。 XLR-3-31のほか、ライン入力2系統や、LINK OUT(Pre EQ)を備えている。各入力ごとの独立したレベルコントロールが可能なほか、マスターレベルコントロールも装備している。また、2バンド(HIGH/LOW)のマスターEQも備える。
■ DM 1000
2003年3月発売 標準価格:600,000円 同社の「DM 2000」、「02R96」の下位機種に当たるデジタルコンソール。ラックマウント可能なサイズにまでコンパクト化したのが特徴で、48chの同時ミキシング入力に対応する。2003年3月に発売され、価格は600,000円。 上位モデルと同等の、同社製カスタムLSI「DSP7」を採用することで、すべての機能で96kHz/24bitでの処理を可能にしている。さらに、24bit AD/DAコンバータをすべてのアナログ入出力に搭載。 48ch全てに4BandフルパラメトリックEQや、ゲート、コンプレッサー、リミッター、ディレイなどを搭載する。フェーダーは100mmストロークのモータードライブフェーダー。 DAW(Digital Audio Workstation)システムや他のデジタルレコーダとの連携が可能で、DigiDesignの「ProTools」や、Steinbergの「NUENDO」に対応したコントロール機能を標準搭載。レコーダのコントロールに加え、ミキサー部のフィジカルコントローラとして動作する。 また、6.1chまでのマルチチャンネル作品向けサラウンド対応も強化され、音場定位のコントロール用ジョイスティックや、サラウンドエフェクターを装備している。 製品にはWindows/Macintoshハイブリッド版の専用ソフト「Studio Manager」が付属する。DM1000のTO HOST端子(USB)とパソコンを接続し、コンソールの操作やモニタ、各種パラメータのエディットが行なえる。外形寸法は、430×565×200mm(幅×奥行き×高さ)、重量は20kg。 また、AES/EBUフォーマットの16chデジタルI/Oカード「MY16-AE」や、TASCAMフォーマットの16chデジタルI/Oカード「MY16-TD」も2003年3月より発売される。価格は未定。
□ヤマハのホームページ (2002年11月5日) [usuda@impress.co.jp]
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