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株式会社アスクは、PhilipsのPCIサウンドカード2機種の販売を、2月17日より日本市場で本格的に展開する。それに伴い、2社は合同で記者発表会を開催した。 サウンドカードのラインナップは、5.1ch対応の「Sonic Edge(型番:PSC605)」と4.1ch対応の「Dynamic Edge(PSC604)」。価格は、「Sonic Edge」が6,980円、「Dynamic Edge」が3,980円。なお、2002年末から一部店舗で流通を開始しているが、付属のソフトウェア(Sound Agent 2)が最新版でないため、アップデータを配布する予定。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。 「Sonic Edge」は、サウンドチップに5.1chサウンドデコード機能を持つ「Sonic Engine」を搭載。最大の特徴は、様々な音声ソースを接続したスピーカーに合わせて変換するソフトウェア「Sound Agent 2」を装備すること。「Q Surround」技術を使用し、2chソースをマルチスピーカー用にエンコードする「QMSS(Q Sound Multi-Speaker System)」を搭載しており、2ch音声を5.1chサラウンドに変換したり、2chのスピーカーで広がりのある音場を再現できるという。
なお、5.1ch収録のDVDを2chで再生し、音声を「Sound Agent 2」で5.1ch化することはできるが、DTSやドルビーデジタル5.1chのデコード機能はない。ただし、光デジタル出力をサブウーファ/センター出力と兼用で1系統装備している。そのほかのインターフェイスは、ステレオミニのライン入力、マイクロフォン、ラインアウト(フロント)、ラインアウト(リア)、ゲームポートを各1系統用意する。 また、Sound Agent 2 には、MP3などの圧縮音声ファイルの失われた高域を補正する「Q Sizzle」、低域を補正する「Q Rumble」などの機能も搭載する。なお、これらのエフェクトと5.1ch変換を同時に組み合わせることもできる。サラウンド設定のプリセットを用意するほか、カスタムした設定を登録することも可能。 Dynamic Edgeは、4.1ch対応のサウンドチップ「Dynamic Engine」を採用。チャンネル数以外「Sonic Edge」との大きな違いはなく、Sound Agent 2も搭載する。なお、入出力端子もセンタースピーカー出力が省略され、デジタル出力がRCAピンジャック(同軸)になる。
■ 5.1ch、2.1chスピーカーパッケージ また、会場では発売中の平面パネルを採用したスピーカー2モデルと組み合わせたデモが行なわれた。スピーカーの価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は2.1ch対応の「MMS-303」が9,980円前後、5.1ch対応の「MMS-306」が26,000円前後。
■ 今後の商品展開
プレゼンテーションを行なった、Philipsのサウンド・ソリューション事業部 プロダクト・マーケティング・マネージャーのデニス・W・ジョンソン氏は、Sonic EdgeとDynamic Edgeの今後について、「サウンドチップの改良よりも、今後はソフトウェア、つまりSound Agent 2 の改良が主になっていくだろう」と発言。あくまで両製品はソフトウェアをメインにすることで、コストを抑えたバリューシリーズとして展開するという。 また、スピーカーパッケージについては、サテライトのフラットパネルユニットを改良しているという。これにより、周波数特性がよりフラットに、感度も5dBから8dBに向上するという。 具体的な製品としては、新しいサテライトスピーカーを採用した2.1chシステム「MMS-313」と、5.1chシステム「MMS-316」を2003年の第4四半期に発売するという。ほかにも、USBオーディオユニットや、デジタルアンプを内蔵し、スピーカーをワイヤレスで接続できるユニットなども発売予定としている。
□アスクのホームページ
(2003年2月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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