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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社日本デジタル家電は、HDDレコーダ「ロクラク II」用のネットワーク機能対応ファームウェアのβ版を公開した。バージョンは5.11B。ファームウェアのファイルサイズは741KB。なお、アップデートには、書き込み用プログラム(40KB)が別途必要となる。
また、ファームウェアアップデートを行なうには、シリアル番号に基づくパスコードが必要。パスコードの入手方法は、名前、ダウンロードするファームウェアバージョン、シリアル番号をメール、またはFAXで下記まで送付。確認後、同社よりパスコードが配布される。
日本デジタル家電
ただし、PCサーバー機能(5.11A)のファームウェアにアップデートしている場合は、新たなパスコードは必要ない。なお、5.11Bにアップデートすると、5.11AのPCサーバー機能は利用できなくなる。 ネットワーク機能β版ファームウェアにより、「映像ネット機能」と「映像データ通信機能」が追加される。詳細は以下の通り。 ■ 映像ネット機能 LAN接続したロクラク II間で、MPEG-2データを利用したリアルタイム映像配信ができる。また、受け手側のロクラク IIは、LAN経由で受信中の映像をリアルタイムにファイルとして保存可能。配信先はホスト名やIPアドレスで指定できるほか、受信側のロクラク IIから、ほかのロクラク IIを配信元に指定することもできる。 また、接続先としてブロードキャストアドレスを指定することで、LAN上にある複数のロクラク IIに映像を同時配信できる。映像配信に使用するプロトコルはUDPによる独自仕様で、約6Mbpsまでの映像受信が可能。なお、アイソクロナス通信のため、ハンドシェイクなしの放送データ的な転送となる。
なお、LAN上のPCに映像を配信することはできず、PCとの連携はあくまでUSB 2.0を使用する必要がある。 ■ 映像データ通信機能 固定IPアドレスを持つLinuxサーバーから、インターネットを経由して映像の受信が可能になる。Linuxサーバー用の専用ソフトは、近日中に同社のサイトで配布予定。 また、固定IPアドレスを割当てれば、ロクラク II自身をビデオサーバーとしても利用できる。その場合、回線の転送速度は1.5Mbps以上が必須となり、配信するファイルのビットレートは6Mbps以下である必要がある。 ネット経由でビデオデータベースの一覧から観賞、受信したい映像ファイルを指定。受信開始時に指定した秒数分のバッファ用データを蓄積する「ネット追いかけ再生」機能により、受信保存しながら鑑賞できる。 映像受信の状態は回線の状況によって左右されるが、目安としてADSLの8Mプランの場合、回線速度が1~3Mbps、FTTHで3~5Mbpsの速度があれば「ネット追いかけ」再生を使用し、快適なリアルタイム観賞ができるという。
なお、保存したファイルは「レンタルファイル」と呼ばれる特殊な形式で、コピーや編集ができず、製作、配信側が設定した時間が経過すると自動的に消滅するという。また、映像ファイルの受信時にパスワードを設定することも可能。 さらに、データ転送速度がコンテンツ再生に間に合わない場合は、インターバルとしてCMなどのコンテンツを自動的に挿入することができる。コンテンツは、ローカルのロクラク IIにあらかじめ保存しておく必要があるが、映像の再生が受信中のデータに追いついてしまった場合に、自動的に擬似的なCMのように映像を表示できるという。
□日本デジタル家電のホームページ (2003年2月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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