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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、パソコン内蔵型の業務用青紫色レーザードライブ「BW-F101」を今夏より発売する。サンプル価格は36万円。また、書き換え型メディア「PDDRW23」と、追記型メディア「PDDWO23」もあわせて発売され、価格はオープンプライス。想定販売価格はともに5,500円前後の見込み。 同ディスク/ドライブは、5.25インチMOドライブの後継機種として、医療画像や公文書の保存、業務用ワークステーションの外部ストレージなど、業務用の大容量ストレージとしての利用を想定している。7日よりニューヨークで開催されるイメージング展示会「Association of Information and Image Management」にて出品される。 Blu-ray Disc(BD)の技術をベースに、カートリッジ形状などの変更などにより転送速度を高速化。転送速度はBDの36Mbps(4.5MB/Sec)の約2倍の9MB/Secとなっている。レーザー波長は405nm、対物レンズ開口率(NA)は0.85とBDと同じ。容量もBDと同じ23.3GBだが、民生用BDレコーダとの互換性は無く、同社が7日に正式発表した放送用の青紫色レーザードライブ/ディスクとの互換性も無い。 ドライブのインターフェイスはSCSI LVD Wideで、読み出し速度は11MB/Sec(CLV)/4.5~11MB/Sec(CAV)、書き込み速度は9MB/Sec(CLV)。本体サイズは146×203×41.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。対応OSについては、Windows系OSとUNIX系OSにて動作するが、詳細については現在検討中としている。 メディアはともに専用カートリッジを利用しており、カートリッジサイズは130.6×128.6×9.1mm(縦×横×厚み)。メディア径は12cm。なお、Blu-ray Discでは、追記型の仕様が確定していないが、「民生用のBDと異なり、業務用の独自の専用規格として展開する」としている。書き換え型のメディアもカートリッジ形状等がBDの規格とは異なる独自のものとなっている。 同社では、今夏のサンプル出荷後、年内には製品出荷を行ない、外付けドライブの発売も行なう予定。また、OEM供給に関しても検討していくという。 今後は第2世代(容量50GB、転送レート18MB/Sec)、第3世代(容量100GB、転送レート36MB/Sec)と、更なる大容量化、高速化に向けて開発を進めていくとしている。
□ソニーのホームページ (2003年4月8日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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