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NECビューテクノロジー株式会社は、コントラスト比3,000:1のホームシアター向けDLPプロジェクタ「HT1000」を5月20日に発売する。価格は598,000円。 HT1000(HT1000J)は、0.7型1,024×768ドットのDMDチップを搭載したDLPプロジェクタ。2002年10月から欧米で販売されており、3,000:1のコントラスト比をはじめ、そのスペックの高さから国内でも一部で話題になっていた。 DMDチップは、「HD2」と同様に、ミラーの振り角度が12度の新デバイスを採用。加えて、DMDチップと投写レンズの間に、プリズムなどの光学素子を使用しない独自の光学ユニットを搭載し、可変式の光学絞りとあわせ、業界最高のコントラスト比3,000:1を実現したという。最大表示解像度は1,920×1,080ドット。 レンズは光学1.2倍の手動ズームで、フォーカスも手動。光源に220W DCランプを採用し、明るさは1,000ANSIルーメン(エコモード時800ANSIルーメン)となっている。カラーホイールは、RGBのみで構成する6セグメントカラーホイールを採用。「高い色再現性を実現した」としている。 画質面では、コントラスト感を向上させる「SweetVision」機能を装備。被写体の周囲を若干暗くすることで立体感が得られるという眼の特性「クラークオブライエン効果」を利用したもので、輝度レベルの変化の少なく、平面的な描写になる映像を立体的な映像にするという。 さらに、新開発の10bitデジタルビデオデコーダLSIを搭載し、映像信号にあわせたガンマ補正を実現。暗部の表現と色再現性が大きく向上したという。FaroudjaのデインターレースLSIや、3次元Y/C分離回路も装備している。 また、16:9映像を画像の劣化なしに192画素分移動できる「スクリーンポジション」機能も搭載。4:3の100型スクリーンの場合、上下それぞれ20センチの範囲を移動できる。上下左右の台形歪みを簡単に修正できる「SQUARE SHOT」も利用可能。動作音は、ランプエコモード時で29dB、ノーマル時で32dBとなっている。
映像入力端子は、DVI-D、ミニD-Sub15ピン(アナログRGB)、コンポーネント、S映像、コンポジットを各1系統備える。DVI-DはHDCPに対応。また、背面にPCカードスロットも装備し、画像の表示やLANカードの接続が可能。スクリーントリガも搭載している。外形寸法および重量は、260×275×92mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.2kg。
□NECビューテクノロジーのホームページ (2003年5月15日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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