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パイオニア株式会社は、2.4GHz帯のデジタル伝送方式を利用し、リアスピーカーをワイヤレスで接続できるDVD 5.1chシアターセット「HTZ-500DV」を6月中旬に発売する。また、ワイヤレス機能を省いた下位モデル「HTZ-300DV」も同時発売される。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は「HTZ-500DV」が7万円前後、「HTZ-300DV」が5万円前後の見込み。愛称は「Smart theater (スマートシアター)」。
■ HTZ-500DV (Smart theater500)
DVDプレーヤー内蔵レシーバと、トランスミッタ、フロントスピーカー、センタースピーカー、L/R一体型リアスピーカー、サブウーファで構成されるシアターシステム。 最大の特徴は、「2.4GHz帯デジタル伝送方式」を採用し、リアスピーカーをワイヤレスで接続できること。なお、センタースピーカーとフロントスピーカー、サブウーファはケーブル接続となる。 システムには外付けのトランスミッタが付属。DVDレシーバのワイヤレス音声出力(RCA端子)と接続し、リア用の音声信号を2.4GHz帯でデジタル伝送する。リアスピーカーは受信機とアンプを内蔵しており、ワイヤレスでサラウンド環境を構築できる。ただし、アンプとレシーバを内蔵するため、電源ケーブルをコンセントに接続する必要があり、完全なワイヤレスにはならない。 なお、リアスピーカーはL/R一体型になっているが、ユニットを斜めにレイアウトすることで、音場に広がりを持たせているという。さらに、リアスピーカー部をステレオワイヤレススピーカーとして使用する「ステレオモード」も搭載している。 リアスピーカー内蔵アンプの出力は25W×2ch。外形寸法は、420×138×178mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.2kg。なお、専用のスピーカースタンド「CP-F500W」も同時に発売される。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は1万円前後の見込み。 電波の到達距離の目安は約10mだが、使用環境によって異なる。また、電子レンジや無線LAN、Bluetoothなど、同じ2.4GHz帯の周波数を利用する機器を併用した場合、音途切れなどが起こる場合がある。 DVDレシーバ部は、ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジック II、MPEG-2 AACのデコードに対応。プログレッシブ出力にも対応するほか、MP3、WMAファイルを収録したCD-R/RWの再生も可能。CD-R/RWに記録したJPEG画像も表示できる。 アンプ部の総合出力は500W。映画のセリフや音楽のボーカルが明瞭に聞こえるという「ダイアログエンハンスメント」機能や、ソフトに合わせて3種類の重低音レベルが選択できる「BASSモード」などを搭載。なお、製品にはテレビ操作も可能なプリセットリモコンが付属する。 音声入力端子は、光デジタル×1、アナログ×2系統を用意。映像出力は、D2映像、S映像、コンポジットを各1系統。音声出力は、光デジタル、アナログ、ワイヤレス用を各1系統装備する。外形寸法は、420×403×70mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.4kg。 フロントスピーカーは、15×6cmのフルレンジユニットを搭載。外形寸法は、74×73×210mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1本700g。センタースピーカーも15×6cmのフルレンジユニットを採用し、外形寸法は、240×90×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は750g。サブウーファは16cm口径のユニットを搭載し、外形寸法は、130×360×360mm(幅×奥行き×高さ)で、重量4.5kg。
■ HTZ-300DV (Smart theater300)
HTZ-500DVから、トランスミッタを省いたモデル。ワイヤレスリアスピーカーの代わりに、フロントスピーカーと同じものが2個付属する。
付属するスピーカーの仕様などは、HTZ-500DVと同じ。ただし、DVDレシーバ部の総合出力が500Wから450Wになり、ワイヤレス音声出力が省かれるなどの違いがある。
(2003年6月3日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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