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ソニーは、解像度1,920×1,080ドットのホームシアター向けプロジェクタ「Q004-R1」を8月1日に受注開始する。価格は240万円。新ブランド「QUALIA」の一製品で、受注生産のみとなる。 Q004-R1は、0.78型反射型液晶パネル「SXRD」3枚を搭載したプロジェクタで、パネルの解像度は1,920×1,080ドット。民生用プロジェクタとしては、業界初のフルHD対応になる。さらにキセノンランプ、HDMI入力など、国内初の装備が特徴。
SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)は、同社が開発した単結晶シリコンを駆動素子とする反射型液晶ディスプレイデバイス。 パネルサイズは0.78型で、液晶材料を従来のTN(Twisted Nematic)ではなく、液晶分子を基板の垂直方向に駆動させる「垂直配向液晶材料」を採用、コントラスト比3,000:1、応答速度は5msを実現した。また、画素間スペースの少なさも従来の液晶パネルよりも向上しているほか、高精細・高品位映像をより長く維持できるという。 光源には家庭用プロジェクタとして初めて、新開発の「ピュア・キセノンランプ」を採用。キセノンランプは映画館の映写機でも使用されており、色再現性に優れるのが特徴。 対応映像信号は、480i/480p/1080i/720p。15kHzのビデオ信号も入力できる。映像入力は、コンポーネント(RCA)、アナログRGB(BNC、コンポーネント兼用)、DVI-D、コンポジット、S映像。さらに、国産機初のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)を搭載する。 HDMIはDVIをベースに、家電向けに機能を追加した次世代テレビ向けのデジタルインターフェイス規格。HD映像とマルチチャンネルオーディオの転送が1つのコネクタで行なるほか、HDCPにも対応している。 映像信号はフル10bit処理され、さらに12bitパネルドライバによる処理が行なわれる。そのほか、部屋の広さやスクリーンサイズに合わせて、黒レベルや明るさを最適な状態に設定するという「シネマブラック・プロ」や、ベガシリーズなどで採用実績のある「DCR-MF(Digital Reality Creation-Multi Function)」も備えている。 外形寸法は597×745×201mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約40kg。100型(16:9)の最短投写距離は3.1m。消費電力は最大980W、スタンバイモード時7.8Wとなっている。
□ソニーのホームページ (2003年6月10日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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