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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社デノンは、SACD/CDプレーヤー「DCD-SA100-N」を7月中旬より発売する。価格は20万円。 2002年2月より販売しているCDプレーヤー「DCD-1650SR-N」をベースにしたSACD/CDプレーヤー。CD再生系をブラッシュアップするとともに、上位機種「DCD-SA10-N」のノウハウを盛り込んだSACD再生機能を搭載している。 2チャンネルオーディオ回路と、サラウンドオーディオ回路を分離したディスクリート設計を行ない、基板から出力端子まで独立配置とし、双方の干渉を極力低減しているという。 また、アナログ波形再現技術「AL24 Processing Plus」を搭載。CDDAの16bitデータを24bitに拡張するハイビット化や、8倍オーバーサンプリングにより、量子化歪みを低減。遮断帯域を自動的に可変する適応型デジタルフィルターも搭載しており、「音楽の消えゆく瞬間や無音から始まる瞬間など、低レベル再生時の音楽再生能力を高めた」という。 再生周波数は2Hz~100kHz(SACD)/2Hz~20kHz(CD)、SN比は113dB(SACD)/118dB(CD)、ダイナミックレンジは107dB(SACD)/100dB(CD)。 SACD用のDACは上級機種「DCD-SA10-N」と同等のもので、D/A変換部の後段にピュア・アナログ・FIRフィルターのみを持つという構成。フロントchでは、このDACをモノラルモードで使用し、それぞれに専用の差動出力方式DACを配置、4DAC構成としている。リア/センター/LFEの各チャンネルでも、フロントチャンネルと同一のDACを採用した。 2ch再生時にサラウンド/センター/サブウーファなど未使用チャンネルのオーディオ電源をOFFにし、再生系への悪影響を排除する「サラウンドOFF機能」を搭載するほか、「スピーカーコンフィグュレーション機能」、「チャンネル間バランス調整機能」なども装備している。 デジタル部やアナログ部、電源/2chオーディオ回路/サラウンドオーディオ回路などそれぞれの回路基板をセパレート化。また、電源トランスもデジタルとアナログで別々のブロックに配置するなど干渉を最小限に抑えるセパレート設計を徹底している。 DCD-SA10-Nと共通のトランスケースやトランスベースを採用。筐体は防振設計を徹底し、メカカバーや焼結合金製の大型インシュレータ、三重構造のボトムカバーや二重構造のトップカバーなども上位機種から踏襲している。また、「出力部の負荷となるため」(同社)、ヘッドフォン回路も省略されている。 出力端子は、SACD用の6ch出力と、CD用の2ch出力の2系統のアナログ出力を搭載。光デジタル音声出力や同軸デジタル音声出力も装備する。消費電力は28W。外形寸法は434×340×135mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.9kg。 □デノンのホームページ (2003年6月11日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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