ビクター、DVDオーディオに対応したアンプ内蔵DVDレシーバ

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　2002年8月に発売された「RX-DV3」に、マルチチャンネルDVDオーディオ再生機能を追加したモデル。ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジック II デコーダを搭載し、5chアンプも内蔵している。

　映像用に10bit/54MHzのD/Aコンバータを搭載し、プログレッシブ出力にも対応。24フレーム/秒のプログレッシブで記録された映像を、I-P変換を介さずに処理する「デジタルダイレクトプログレッシブ」回路を採用しており、緻密で美しい映像を実現したという。

　DVDオーディオ部では、同社独自の「192kHz/24bit対応 PEM・DDコンバータ」を6chすべてに搭載。DVD駆動部には、磨耗部分のないブラシレスDDモーターを採用し、ディスクの振動を抑え、読み取り精度の向上と高耐久性を実現したという。さらに、ピックアップ部はツインウェーブ・ツインフォーカスピックアップを搭載している。

　アンプ部の最大出力は100W×5ch。DVDプレーヤー機能のみ使用する際に、内蔵アンプの電源をOFFにして消費電力をカットできる「テレビダイレクトモード」を装備。さらに、フロントスピーカー用の出力端子を2系統用意しており、ソースによってスピーカーの使い分けができる。

　対応フォーマットは、DVDオーディオ/ビデオに加え、DVD-RやビデオCD、SVCD(スーパービデオCD)、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生が可能。さらに、JPEG形式の静止画表示にも対応する。

　セットアップ機能として、スピーカーの本数と部屋のサイズを入力するだけで最適な音場設定ができるという「クイック・スピーカー・セットアップ」や、映像の微妙な調整が可能な「VFP(ビデオ・ファイン・プロセッサ)」などを搭載。さらに、DVDビデオを1ボタンで約10秒前まで戻って再生する「チョット見バック」機能なども装備している。

【主な仕様】

アンプ部
最大出力	100W×5ch
チューナ部
受信周波数帯域	FM：76～108MHz AM：531～1,629kHz
そのほか
音声入力	光デジタル×1、同軸デジタル×1 アナログ×4
音声出力	光デジタル×1、アナログ×3 サブフーファプリアウト×1 ヘッドフォン×1
映像入力	コンポジット×2、S映像×2
映像出力	コンポジット×2、S映像×2 コンポーネント×1、D2端子×1
消費電力	215W
外形寸法 (幅×奥行き×高さ)	435×404×100mm
重量	8.4kg

□ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/press/2003/rx-dv31.html
□関連記事
【2002年8月23日】【新プ】DDスピーカーを使ったホームシアター提案
ビクター「RX-DV3」+「SX-XD303」+「SX-DW303」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020823/npp34.htm
【2002年7月10日】ビクター、ホームシアター向けのDDスピーカーセット
―プレーヤー一体型DVDレシーバやサブウーファも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020710/victor.htm

(2003年6月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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