日本ビクター株式会社は10日、DVDプレーヤー一体型AVアンプ「RX-DV3」、ホームシアター向けDDスピーカーセット「SX-XD303」、アクティブサブウーファ「SX-DW303」の3モデルを発表した。単品で発売するが、システムでの提案も行なう。 発売日は、RX-DV3が8月1日、そのほかが8月21日。価格は、RX-DV3が75,000円、SX-XD303が66,000円、SX-DW303が34,000円となっている。
■ RX-DV3
プログレッシブ出力が可能なDVDプレーヤー部と、100W×5ch(6Ω)のAVアンプを一体化したDVDレシーバ。さらに、AM/FMチューナも搭載する。 DVDビデオ、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RWの再生が可能で、CD-R/RWに記録したMP3やJPEGの再生にも対応する。AVアンプ部の対応サラウンドフォーマットは、ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジック II。 54MHz/10ビットの映像DAコンバータを搭載し、プログレッシブ化回路には、同社製品に搭載実績のある「デジタルダイレクトプログレッシブ」回路を採用している。また、「ツインウェーブ・ファインフォーカスピックアップ」や「ブラシレスDDモータ」といった、同社のDVDプレーヤーと同じ装備を採用。PALディスクをNTSCに変化して再生する機能もある。
そのほか、約10秒前に戻って再生する「チョッと見バック」や、自然なホール音場を再現するという「DAP(デジタル・アコースティック・プロセッサー)も装備。同社製AV機器と連携する「AVコンピュリンク」も備えている。外形寸法は、435×404×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.4kg。
映像出力は、コンポーネント(RCA)×1系統、D2×1系統、S映像×2系統、コンポジット×2系統を装備。音声入力には、光デジタル×1系統、同軸デジタル×1系統、アナログ×4系統を備えている。また、音声出力として、光デジタル×1系統、アナログ×3系統、ヘッドフォン×1系統を搭載する。
■ SX-XD303
フロントおよびリア用のトールボーイスピーカー4本と、センタースピーカー1つを組み合わせたパッケージ。防磁設計となっている。 トールボーイの高さは1,108mmで、直径は42mm。ユニットには9.5cm径ウーファ1つと、DD(ダイレクトドライブスティック)スピーカーユニット2つを搭載している。キャビネットの素材はアルミ押し出し材。再生周波数帯域は120Hz~20kHz。インピーダンスは8Ωで、出力音圧レベルは82.5dBとしている。 搭載するDDスピーカーユニットは、XD303のために新設計されたもの。耐熱ボイスコイルやアルミダイキャスト製フレームを採用し、最大入力を従来の25Wから50Wに拡大している。また、振動板の素材をポリエーテルイミドからポリイミドに変更することで、ヤング率(材料に対する垂直応力と縦歪みの比)を1.3倍向上させた。さらに、振動板を支えるサスペンションも変更している。振動板の大きさは95×10mm(縦×横、1つ)。
センタースピーカーのキャビネットもアルミ製で、ユニット構成は6cm径コーン×2。音響特性を考慮し、流線形のキャビネットデザインを採用したという。再生周波数帯域は80Hz~20kHz。インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは81dB。外形寸法および重量は、200×120×78mm(幅×奥行き×高さ)、850gとなっている。
■ SX-DW303 最大出力100Wのデジタルアンプを内蔵したバスレフ型のアクティブサブウーファ。同時発表のSX-XD303との組み合わせを勧めている。ユニットは17cm径で、再生周波数帯域は30Hz~200Hz。外形寸法は217×376×393mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.2kg。アナログRCA(L/R)入力のほか、スピーカーターミナル入出力を搭載する。 特徴的なのは、ハイカットフィルタを固定(150Hz)と連続可変から2種類を指定できること。固定では、SX-XD303をはじめとした小型のサテライトスピーカーに向くとしている。そのほか、オートパワーオン/スタンバイ機能、位相切り替えなどを装備する。
□ビクターのホームページ (2002年7月10日) [orimoto@impress.co.jp] |
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