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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ヤマハ株式会社は、DVDシアターシステム「シネマステーション」の新モデルとして、DVDビデオ/SACDプレーヤー内蔵AVアンプと、5.1chスピーカーをセットにした「DVX-S200」と、SACDに対応しない下位モデル「DVX-S120」の2機種を発売する。価格はいずれもオープンプライス。発売日と店頭予想価格は以下の通り。なお、「DVX-S200」はセンターユニットのみの単体発売も予定している。
同シリーズは、接続や操作などの「簡易性」と、「高音質」、「スタイリッシュなデザイン」をコンセプトにしたシアターシステム。主にエントリーユーザーやライトユーザーをターゲットにしている。
■ DVX-S200 シリーズの最上位モデル。センターユニット内蔵のAVアンプには、デジタルアンプを採用。最大出力100W×5chながら、厚さ80mmの薄型筐体を実現している。ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジック IIなどのデコーダを搭載。さらに、同社の単品AVアンプに搭載されている、実測音場データを用いた12種類のDSPサラウンドモードを装備する。 プレーヤー部はDVDビデオに加え、SACDのマルチチャンネル再生にも対応。DVDのプログレッシブ出力もサポートしており、D2端子を装備している。ほかにも、DVD±R/RW、ビデオCD、音楽CDに対応し、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生も可能。ただし、VRモードで録画したDVD-RW、DVD-RAMの再生には対応していない。
セットアップ時に必要な情報や、DVD視聴時の操作方法をわかりやすくまとめた解説書を同梱。各入出力端子やコードも色分けされており、初心者でも簡単にセットアップできるという。また、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)も日本語表示に対応しており、機能の選択や調整が気軽に行なえるという。
5.1chスピーカーセットは、共通のフロント/リアスピーカー4本と、センタースピーカー、サブウーファで構成される。フロント/リア/センターは、いずれも5cm径のウーファ×2基と、2.5cm径のツイータ×1基を搭載した2ウェイ3スピーカーの密閉型。ウーファユニットを2基搭載装備する「ツインドライブ方式」を採用することで、エネルギッシュなサウンドを再生するという。 サブウーファは、独自のA-YST(アドバンスド・ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジー)を採用したアクティブ型。A-YSTは、「ヘルムホルツの共鳴箱」理論を採用したYST技術をもとにしており、最大音圧時における信号追従性を改善することで、重低音をスケール感豊かに再現するという。ユニットは20cm径で、内蔵アンプの出力は100W。
なお、フロント/リアスピーカー用の専用スタンド「SPS-200」も同時発売される。価格は2台で12,000円。DVX-S200のスピーカーとマッチするデザインを採用しており、スタンド内部にスピーカーコードを通すこともできる。
■ DVX-S120
S200の下位モデル。S200との主な違いは、SACDの再生に対応していないこと。また、デジタルアンプの最大出力がS200の100W×5chから、55W×5chに下がり、入出力端子数も削減されている。センターユニットのデザインはほぼ同じだが、奥行きが1mm、高さが5mm小さくなっている。 スピーカーは、フロント/リア/センターが、いずれも5cm径のフルレンジユニットを2基搭載した密閉型。サブウーファはA-YSTを採用し、16cm径のユニットを採用。内蔵アンプの出力は50W。
■ 一般化していく5.1chサラウンド 発表会場では、同社のAV・IT事業本部 国内営業部 広報室長の鴨志田憲一郎氏が、新しいシネマステーションシリーズの魅力を解説した。 「DVD関連製品の売上は、家電製品の中で最も元気が良い。地上デジタル放送の開始も近づいており、今までマニアだけのものだったホームシアターも一般化しつつある。また、プラズマテレビや液晶テレビなどが家庭に入ることにより、リビングの美観も向上している」と述べ、「簡単」、「いい音」、「スタイリッシュ」をコンセプトに掲げるシネマステーションシリーズが、現在の消費者のニーズに合致しているとアピール。 マーケティング戦略としては、今までシアターシステム導入にためらっていた一般の消費者に向けて商品をアピールするため、映画誌や生活情報誌などに広告を出稿する。また、5.1chサラウンドの魅力をアピールするため、2003年5月24日にBS朝日で放送された「土曜日の原宿」の中で、日本初の5.1chサラウンドCMをオンエアしたことを発表した。
(2003年7月30日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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