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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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カノープス株式会社は、平成16年2月期(平成15年3月~平成16年2月)の中間期(3月~8月)と通期の業績予測を下方修正すると発表した。 連結ベースでは、売上高を当初予測の59億円から40%減の35億4,000万円に、経常利益を7億円の黒字から4億2,000万円の赤字に下方修正。純利益も2億4,600万円から、3億7,000万円の赤字に修正した。単体ベースでも、売上高を当初予測の50億円を30億円。経常利益は6億4,300万円から、5億円の損失に、純利益は2億6,300万円から、4億2,000万円の赤字に下方修正された。 今回の下方修正について同社では、今まで業績を支えていたTVチューナ関連製品が「市場の劇的な変化により売上高が急降下。特に昨年度の下期に発売した製品については価格競争が激しく、製品のリメイクや価格改定などの対応策をとったが、売り上げが伸び悩んだため」と説明。 売上不振の要因について、「家電のDVDレコーダ/HDDレコーダ/ハイブリッドレコーダの低価格化により、一般消費者が家電製品にシフトしたこと」、「海外から低価格製品が市場に流入したこと」を挙げた。 また、例年であれば新製品を積極的に投入し、売り上げの落ち込みをカバーしていたが「期中に開発政策転換が行なわれ、次世代製品の開発に社内資源を集中投下して、一般製品の開発は絞った。その結果、例年になく新製品による業績の寄与が少なかった」という。 下半期については、上半期に過剰在庫であった製品の処分が完了すること、新製品を数多く投入することから、通常の営業ベースに戻るとしている。しかし、上半期の業績不振が大きく影響するため、通期においても、連結ベースで売上高を134億円から100億円(25.4%減)に、経常利益を17億4,000万円から6億5,000万円(62.6%減)、純利益も7億8,000万円から、2億円(74.4%減)に下方修正した。
□カノープスのホームページ
(2003年8月6日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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