| ||
|
◇ 最新ニュース ◇
|
||
|
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
デノン株式会社は、MP3の再生に対応したDJ用CDプレーヤー「DN-S3000」を9月中旬より発売する。価格は10万円。 4月に発売した「DN-S5000」の下位モデルで、DN-S5000と同様のモーター駆動式プラッター機構「モータ・ドライブ アクティブ プラッター」を採用する。同機構はアナログターンテーブルと同様に、プラッタ(回転するテーブル部分)、スリップマット(レコード下のシート)、スクラッチ・ディスク部から構成される。再生にあわせてプラッタが回転するため、アナログ感覚でのスクラッチが可能となる。頭出し、バックキュー、バックスピン、カットインといったパフォーマンスも行なえる。 プラッタ直径は190mm。ドーナツ盤(17cmアナログレコード)をスクラッチディスクとして利用するアダプタも付属し、「本物のアナログレコードの感触でスクラッチ再生することができる」という。また、アナログターンテーブルの動作をシミュレートする「プラッターエフェクト」も搭載し、停止状態からゆっくり再生する「ドラッグスタート」や、再生状態からゆっくり停止する「ブレーキ」などのエフェクトを備えている。 CDDAだけでなく、MP3を収録したCD-R/RWの再生に対応。MP3でも各種エフェクトやスクラッチなどの特殊再生が可能。CDテキスト表示にも対応する。 ドライブはスロットイン式で、指定したポイントから瞬時に再生を開始する「ホットスタート」、ホットスタートで設定したポイントから、ボタンを押している間だけ再生する「スタッター」機能も搭載。また、指定ポイント間のループ機構「シームレス・ループ」や、15秒間のサンプラー機能も装備している。 幅100mmストロークのピッチスライダーを備え、±4%､±10%､±16%､±24%､±50%、±100%の中から再生ピッチを選択できる。また、KEY ADJUST機能により、音程を変えずに再生スピードだけを変化させることも可能。 周波数特性は20Hz～20kHz、全高調波歪率は0.01%以下、SN比は90dB以上。チャンネルセパレーションは85dB以上、出力電圧は2.0Vrms(アナログ出力)。同軸デジタル出力や、アナログ出力を備えている。 消費電力は14W。外形寸法は285×327×111.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6kg。 また、上位モデルの「DN-S5000」用のMP3対応アップデートサービスも9月より行なわれる。MP3再生機能が追加されるほか、ピッチレンジ±50%の追加や、ピッチレンジ±4%の可変ピッチ幅を0.05%から、0.02%へ改善するなどの機能強化が図られている。 アップデート方法は同社ホームページからアップデータをダウンロード。ユーザーがアップデートCD-Rを作成して更新する方法のほか、アップデートCD-ROMの無償配布も行なわれる。なお、同アップデートに申し込んだユーザーには、ドーナツ盤をスクラッチディスクとして利用するためのアダプタがプレゼントされる。 □デノンのホームページ (2003年8月27日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
|
||||||||||||||||||
|