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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本電気株式会社(NEC)は、業界初となる地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルのデジタル録画に対応したデスクトップPC「VALUESTAR TX」(VX980/8F)を、1月29日に出荷を開始する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は50万円前後の見込み。
同社の「水冷システム搭載パソコン」のAV機能強化モデルで、個人向けデスクトップパソコン「VALUESTAR TX」シリーズの最上位モデルに位置づけられる。CPUはPentium 4 3.2GHz、メモリ512MB(DDR400)、HDDは250GB。ビデオカードはATI RADEON9600SE。DVD±RW/RAMドライブを搭載し、書込み速度はDVD-RAMが3倍速、DVD+R8倍速、DVD-R4倍速、DVD+RW4倍速、DVD-RW2倍速。 また、TVチューナを内蔵したワイド23型WXGA液晶ディスプレイが付属する。同社では、家庭用テレビに匹敵する高輝度、高視野角(上下左右170度)を実現したとしている。また、外光の映り込みを防止するARコーティングが施されているほか、ディスプレイの前面パネルを振動板とする英NXTのフラットパネルスピーカー技術「SoundVu」が組み込まれている。さらに、エキサイタ(5W)を8個、サブウーファ(6W)を1個内蔵する。
さらに、ゴストリデューサや、3次元Y/C分離回路などの高画質化回路も搭載。映像入力はDVI-Dに加え、D4端子、Sビデオ、コンポジットを各1端子装備し、左右2画面分割、PinP、PoutP機能も備えており、PC画面とTV画面を同時表示できる。
デジタル放送の録画についての制限は、2002年8月に発売したBSデジタル/110度CSデジタルのデジタル録画対応の「VALUESTAR T」(VT970/3D)と同等。チューナカードで受信したデジタル放送は、HDD上に独自に暗号化を行ないストリーム記録され、データ放送や追っかけ再生、EPG(地上アナログはADAMS-EPG/EPG+)にも対応する。
また、録画したデジタル放送の番組は、本体内蔵のHDDからのみ再生できる。記録型DVDなどにデータとしてバックアップすることは可能だが、再生するには本体のHDDへ再度書き込む必要がある。なお、デジタル放送を録画したファイルは、チューナカード上で認証を行なっているため、別の地上デジタル対応VALUESTAR TXにコピーしても再生することはできない。 録画/視聴ソフトは地上アナログが「SmartVision」、BSデジタル/110度CSデジタルが「SmartVision BS」、地上デジタル「SmartVision DG」とでそれぞれ別々になっている。そのため、見たい放送にあわせてアプリケーションを起動しなければならない。地上アナログとデジタル放送は同時録画は可能だが、BSデジタル/110度CSデジタル、地上デジタルは同時に録画できない。
なお、、同社のWeb直販専用PC「VALUESTAR GタイプTX」にも、同様の機能を装備した新モデルを追加し、1月15日より受注を開始する。直販モデルでは、本体単体の購入が可能で、Celeron 2.60GHz、120GB HDDの最小構成モデルが166,000円となっている。
□NECのホームページ (2004年1月6日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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