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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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パイオニア株式会社は、カーオーディオ「カロッツェリア」ブランドの新製品として、WMA/MP3/WAVファイルの再生に対応したCD/MD/チューナユニットや、アクティブサブウーファなど11機種を、2月上旬から順次発売する。価格は下記のとおり。
■ FH-P099MD/P077MD
MD/CD/チューナを搭載した2DINサイズのメインユニット。「オートタイムアライメント技術」と「オートイコライザー技術」を核とする自動車内音響補正機能「オート・インテグラルサウンドシステム」を搭載しており、全336ステップに及ぶ自動チューニングで、車ごとに最適な音楽再生空間を4分で整えることができるという。 どちらのモデルもバーブラウン製ΔΣ方式の1bit DACを搭載。さらに、P099MDはハイスピードオペアンプや、安定したデジタル処理を実現するというハイスピードクロック回路、専用設計の電源コンデンサや金メッキ端子、OFCケーブルなどを用いて高音質化を図っている。その結果、S/N比とダイナミックレンジが、P099MDが100dB/98dB、P077MDが94dB/92dBとなっている。 CDプレーヤー部はWMA/MP3ファイルを収録したCD-R/RWの再生に対応。WAVファイルの再生にも対応するほか、圧縮オーディオなどの残響や音の広がりを補正する新開発の「ビットメトリックス」や、高調波成分の乱れを補正する「BBEデジタル」、走行時のロードノイズを踏まえた補正を行なう「f特リアルタイムASL」などの音質改善機能も備えている。 MD部はMDLPに対応し、グループ管理再生なども可能。アンプ部には50W×4chのMOS-FETアンプを採用。10キー入力を装備したリモコンも付属する。
P099MDのフロントパネルにはヘアライン加工のアルミを使用。アクリル部にミラーコートを施している。さらに、「有機ELディスプレイ」を搭載。ロータリー式のボリュームとセレクタを用意し、階層式機能一覧表示機能と合わせて操作性を向上させているという。 P077MDも、グリル部はアルミヘアライン調仕上げ。下部のパネルがスライドダウンする「ハーフスライドフラップ」を採用しており、スライドが降りた状態のデザインや操作性にも考慮しているという。インジケーターはカラー変更が可能な「プリズムインジケーター」を搭載。セレクタを兼ねたロータリーボリュームを装備する。
■ FH-P055MD
FH-P099MD/P077MD同様、MD/CD/チューナを搭載した2DINサイズのメインユニット。上位機種と同じく、周波数ポイントやスロープ切り替えが追加された「サブウーファコントロール」や、フロントとリアで独立した「ハイパスフィルター」を装備。 音楽信号をデジタルのままDSPに伝送する「デジタルダイレクト伝送」や「9バンドデジタルイコライザ」などを搭載。MD部はMDLPに対応。アンプ部には50W×4chのMOS-FETアンプを採用している。
CD部はCD-R/RWの再生に対応するが、CD-DAのみで、MP3やWMAファイルの再生はサポートしない。また、リモコンも付属しない。なお、フロントパネルにはセレクタを兼ねたロータリーボリュームを搭載する。
■ DEH-P099
FH-P099MDからMD部を省いた1DINサイズのCD/DSP/チューナメインユニット。MD部以外の仕様はFH-P099MDと同じで、MP3/WMA/WAVファイルの再生に対応。「オート・インテグラルサウンドシステム」、「ΔΣ方式の1bit DAC」、「ビットメトリックス」、「BBEデジタル」、「f特リアルタイムASL」なども搭載している。 ディスプレイには16色のマルチカラー有機ELデイスプレイを採用。視認性を向上させたほか、「PCリンク3」にも対応しており、表示画像をPCで編集し、書き換えることができる。
「ロータリーコマンダー」と「機能インデックス表示」機能を備え、楽曲の検索や各機能の呼び出しなどが高速に行なえるという。なお、10キーを装備したリモコンも付属する。
■ DEH-P088
主な仕様はP099とほぼ同じ。前面のグリルがスライドする「デュアルスタイル」機構を採用しており、グリルが閉じた際はシンプルで落ち着いたデザインの「スタティックモード」、グリルが開いた際は16色の有機ELディスプレイが見える「アクティブモード」にデザインが変化するという。
対応フォーマットや各種機能もP099と共通だが、CDプレーヤー部のSN比がP099が100dB、P088が99dBとなっている。10キーを装備したリモコンが付属する。
■ DEH-P077
P099/P088から「オート・インテグラルサウンドシステム」、「ΔΣ方式の1bit DAC」、「ビットメトリックス」などを省いたモデル。なお、CD部はMP3とWMAファイルの再生に対応するが、WAVファイルはサポートしない。
ダークトーンのフェイスパネルを採用。有機ELディスプレイを搭載し、ソースごとによく使う機能を抽出し、直接操作できる「ダイレクトオペレーション」機能などを用意する。なお、カードタイプのリモコンも付属する。
■ DEH-P055
明確な前方定位を実現し、前後の広がりも創出するという「SFE(サウンドフォーカスエンハンサー)」を搭載。ほかにも、音のコントラストを高めるという「ハーモニック・スパイス」、「ビットメトリックス」、「サブウーファコントロール」、「ハイパスフィルター」などを搭載。 アンプ部には50W×4chのMOS-FETアンプを採用。前面パネルはアルミヘアライン調で、マルチカラーディスプレイや、ポップアップ・ロータリーボリュームなどを装備する。
■ DEH-033
50W×4chのMOS-FETアンプを採用したCD/チューナアンプ。CD部はCD-DAのCD-R/RWの再生に対応。チューナ部には高精度のノイズ除去方式である「デジタルプロセッシングチューナ」を採用している。なお、リモコンは付属しない。
■ MEH-P077/P055 DEH-P077とDEH-P055から、それぞれCD部を省き、MDデッキを搭載したモデル。仕様はそれぞれDEH-P077/P055と同じで、MEH-P077は「BBEデジタル」、「サブウーファコントロール」、フロントとリアが独立したハイパスフィルター、「f特リアルタイムASL」などを搭載。MD部はMDLPに対応。アンプは50W×4chのMOS-FETアンプ。ポップアップ・ロータリーボリュームを搭載する。 MEH-P055は「SFE」、「ハーモニック・スパイス」、「サブウーファコントロール」、「ハイパスフィルター」などを搭載。アンプ部は45W×4ch。アルミへアライン調のフロントフェイスを採用し、MD部はMDLPに対応する。なお、両モデルともリモコンは付属しない。
■ TS-WX44A
150WのMOS-FETアンプを内蔵したアクティブサブウーファ。縦・横置きのどちらも可能なエンクロージャを採用。アルミダイキャストのヒートシンクを装備することで、放熱効果とともに、キャビネットの剛性も高めているという。
ユニットの口径は20cm。音圧レベルは107dB。再生周波数帯域は35~200Hz。ローパスフィルターは50~125Hz。外形寸法は274×412×316mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.9kgとなっている。
□パイオニアのホームページ
(2004年1月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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