ピクセラ、シリコンチューナ開発ベンチャーUKOMの資産を取得 －2005年に地上デジタルチューナを製品化

9月の発表会に出品された、世界初の3セグ対応PCカード型地上デジタルラジオチューナ

　株式会社ピクセラは、シリコンチューナ開発のベンチャー企業、米UKOMの知的財産権を含む研究開発事業を3月下旬に譲り受けると発表した。

　ピクセラではUKOMの研究開発事業を、新たに立ち上げる子会社で運用し、事業展開を図る。2月27日の取締役会で、営業譲受の承認を得て、3月下旬に子会社を設立する。

　譲受け総額は5億5,000万円となるが、新子会社では共同出資を予定しているため、現時点でのピクセラの出資額は未定。

　新会社ではチューナの開発を行ない、2004年は小型/低消費電力の特徴を活かした省スペースパソコンやモバイルパソコン向けアナログチューナを商品化。2005年には、地上デジタル対応デジタルチューナの開発/製品化を行ない、その後はモバイル用のデジタルラジオチューナや、アナログ地上波、地上/BS/110度CSデジタル対応チューナ、全世界対応のチューナなどの開発/商品化を目指す。

　新会社で商品化したチューナ群は、テレビチューナカードや、地上デジタルラジオ用PCカードなどのパソコン用途のほか、液晶テレビ、携帯電話、カーナビ、PDAなどへの活用も予定している。

□ピクセラのホームページ
http://www.pixela.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pixela.co.jp/news/2004/0227.html
□関連記事
【2003年9月30日】ピクセラ、世界初の3セグ対応地上デジタルラジオを発表
－2004年7、8月頃を目処に商品化を予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030930/pixela.htm

(2004年2月27日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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