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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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CeBIT 2004には、Windows Portable Media Center搭載機をはじめとするポータブルビデオプレーヤーが各社から参考展示/正式発表されているほか、オーディオプレーヤーの新製品も多数展示された。 ■ Windows PMCプレーヤー 「Windows Portable Media Center(Windows PMC)」は、IntelのXScaleプロセッサと、MicrosoftのWindows CE.NETベースのOSを採用したポータブルAVプレーヤー用プラットフォーム。Windows PMCプレーヤーは大型の液晶ディスプレイを装備したメディアプレーヤーで、PMCで再生可能なメディアの種類は静止画がJPEG、TIFF、音声がMP3、WMA、動画はWMVとなっている。
Samsungは、世界初のPMCプレーヤーとして「YH-999」を正式発表。7月以降の発売を予定しており、価格は649ユーロ前後の見込み。 3.5インチ液晶ディスプレイを搭載し、WMVやMP3/WMA、JPEGなどの再生が可能なメディアプレーヤー。コンポジットビデオ出力端子も備えている。HDDは1.8インチだが、容量は未確定。PCとの連携はUSBで行ない、バッテリは内蔵リチウムイオン。
iRiverは、CESで公開し、日本の発表会でも展示したWindows PMCプレーヤー「PMC-100」シリーズを第3四半期に発売すると発表した。展示機はモックアップだったが、20GB HDD搭載の「PMC-120」と40GB HDD搭載の「PMC-140」の2モデルが用意される。価格はPMC-120が599ユーロ、PMC-140が699ユーロ。 ともに3.5インチの液晶ディスプレイを装備し、WMV/WMA/MP3/JPEGなどの再生に対応。PCとの連携はUSB経由で行ない、リモコンも付属する。 FICもWindows PMCプレーヤーを展示。OEMを含めさまざまな販売形態を検討しているという。3.5インチの液晶ディスプレイを装備し、80GBまでのHDDを搭載可能。SDカードスロットやIEEE 1394端子などの追加にも対応。2,000mAhのリチウムイオンバッテリを採用し、外形寸法は89×29×135mm、重量は280g。
クリエイティブは、Windows PMCプレーヤーを使ったプレゼンテーションなどを実施。製品発売は年末を予定しており、価格は550~599ドル前後の見込み。また、ACORPもWindows PMCの参考展示を行なっていた。
■ 大量のHDDオーディオプレーヤーが展示
iRiverはLinuxベースのポータブルビデオ/オーディオプレーヤー「PMP-100」シリーズを発表。4月より発売し、価格は20GBモデルの「PMP-120」が599ユーロ、40GBモデルの「PMP-140」が699ユーロ。 Windows PMCプレーヤーの「PMC-100」シリーズと同様に3.5インチ液晶を搭載。対応コーデックは音声がMP3/WMA/OGG Vorbisなど、ビデオはAVI、MPEG-4をサポートする。光デジタル入出力端子を装備し、WMA形式でのダイレクトレコーディングが可能。また、外部マイク端子、ビデオ出力端子も備えている。 JPEG画像の表示も可能で、USB OTG(USB On-The-Go)機能により、USB接続したデジタルカメラなどから直接画像の読み込みが行なえる。バッテリは内蔵リチウムイオンで最大16時間の連続駆動が可能。
2インチのカラーTFT液晶を採用したオーディオプレーヤー「iHP-300」シリーズの価格も発表されており、20GBモデルの「iHP-320」が449ユーロ、「iHP-340」が529ユーロで、4月に発売される。 やや高価に感じるが、従来機種の20GBモデル「iHP-120」も399ユーロ、40GBモデル「iHP-140」が499ユーロと、欧州市場でのポータブルプレーヤーの価格は日本市場より高め。このことから、日本市場での価格は、従来モデルの1割増程度が見込まれる。 PhilipsもHDDオーディオプレーヤーを展示。20GB容量の「hdd120」は、7月より発売され、価格は価格は399ユーロ。MP3やWMAの再生に対応し、MP3形式でのダイレクトレコーディングやボイスレコーディング機能も搭載している。
ソニーは、ネットワークウォークマンの新製品として、内蔵メモリ128MBの「NW-E55」と、「NW-E75」を7月より発売する。価格は未定。約40gと軽量で、ネックストラップが付属する。 パソコンとUSBで接続し、付属ソフトのSonic Stage 2.0でオーディオ転送が可能。対応オーディオ形式はATRAC3plus。バッテリ駆動時間は約70時間で、フラッシュメモリプレーヤーとしては最長の持続時間という。
COWONは、薄型のHDDオーディオプレーヤー「iAUDIO M3」を展示。韓国では既に発売しているという。欧州での想定価格は400ユーロだが、日本市場では39,800円程度となる見込み。 ボディカラーはシルバーとブラックが用意されており、128×96ドット/4行表示の液晶リモコンが付属。MP3/WMA/OGG Vorbis/WAVEなどに対応。BBEやMach3Baseなどの高音質化機能も備えているほか、MP3のダイレクトレコーディング機能や、ボイスレコーディング、FMチューナ、FM録音機能などを備えている。 外形寸法は60.8×103.7×14.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約136g。バッテリは内蔵リチウムイオンで持続時間は14時間。
InnoVisionはポータブルCDプレーヤーに、専用のシリコンオーディオプレーヤーが付属する「CD-flashman」を4月より発売する。 CDプレーヤーのディスクから、MP3/WMA/CDDAデータをシリコンプレーヤーに転送し、シリコンプレーヤでも音楽を聞くことができる。シリコンプレーヤーの内蔵メモリは64/128/256MBで、MP3/WMA/CDDAの再生に対応。液晶リモコンでID3Tagの表示もできる。バッテリは単4アルカリ×2本で、10時間の再生が可能。CDプレーヤーは単3電池×2本で25時間の連続再生に対応する。
TATUNGは、Photo Jukebox「Elio」を展示。20GB HDDを内蔵し、2.2インチの液晶を搭載。MP3プレーヤーとして利用できるほか、JPEGの表示にも対応する。USB OTG機能により、USBで接続したデジタルカメラ画像をダイレクトに読み込み、フォトストレージにもなる。SD/MMCスロットも装備している。 FMチューナも内蔵し、ラジオの録音も可能。内蔵バッテリにより、最大12時間の音楽再生や最大6時間の写真表示などが可能。外形寸法は113×73×19mm、重量は約178.5g。
□CeBIT 2004のホームページ (2004年3月22日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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