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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社デジタルウルトラプロジェクト(DUP)は、DVDビデオ「ウルトラマンA(エース)」全13巻を7月23日より順次発売する。価格は各巻3,990円。発売スケジュールは、Vol.1~3が7月23日、Vol.4~6が8月27日、Vol.7~9が9月24日、Vol.10~11が10月22日、Vol.12~13が11月26日。 各巻の仕様は未定で、後日、販売元のビクターエンタテインメント株式会社より発表される見込み。Vol.3までの品番は、DUPJ-57~59。 「ウルトラマンA」は、'72年4月より放映された円谷プロの特撮作品。DVD化は今回が初めてとなる。 DVDビデオの制作には、東京現像所で発見したという、オリジナルネガからプリントする際の「RGB変換データ(初号データ)」をもとにした。そのため、当時の発色を再現できたという。さらにレタッチを行ない、作業には1話あたり200時間を費やしている。 また、これまでのDVDウルトラシリーズでは未使用だった「MEマザー」テープを初めて使用。BGM、怪獣の鳴き声、爆発音などが忠実に再現されているという。 製品にはデジタルリマスターによる予告編、関連資料を収録したライナーノーツを同梱する。
なお、2003年放送のラジオドラマ「ウルトラQ倶楽部」をCD化した「ウルトラQ倶楽部 COMPLETE BOX」(DUCD-56)も発売する。発売日は6月23日で、パッケージはCD5枚+DVD1枚組という構成。価格は7,350円。 2003年10月5日から2004年3月28日にかけ、TBSラジオで放送された番組をCD化した。番組は「ウルトラQを37年ぶりにラジオで復活させよう」という企画で始まり、当時の出演者や各話の監督が参加。12月単月で首位タイ、40代男性限定では単独1位の聴取率を得ている。 ドラマ部分は、新たにドルビーエンコーダを使用したサラウンド仕様で収録。サラウンド化した状態の位相を2チャンネルに落とし込んだ。また、トークコーナーなどを映像化した約30分のDVDビデオが付属する。 都内で開催した発表会では、出演者の佐原健二氏、西條康彦氏、桜井浩子氏や、ドラマコンポーザーの飯島敏弘氏、TBS音響効果の伊藤克己氏、TBSの飯島一彰プロデューサが登壇し、トークショーを行なった。
話題は、ウルトラQを音声で再現した点に集中。飯島敏弘氏は「すべてを音で創造できた。そういう意味ではうまくいったと思う」と振り返った。 また、佐原氏は「初めはセリフをはっきり言えばいいだけだと思っていたが、やっているうちに考えが変わった。中盤からは自分なりに工夫し、リスナーの想像力を刺激できるような演技が必要だと感じた」と述べた。また、「当時の雰囲気に戻り、がなってばかりいた」ともコメント。 西條氏は「思ったよりもずいぶん面白い。知らないうちに頭の中でカット割りしていた」、「ラジオは初めてだったが、戸川一平(役名)の足はひっぱりたくなかった。彼のリズムをうまく刻めたと思う」と感想を漏らした。また、「当時の熱心な視聴者だった40代は今、大変な時代を迎えていると思う。元気が出るCDなので、これでもう1回子供のころに戻っていただければ」と語った。 飯島敏弘氏の長男でもある飯島一彰プロデューサーは、「最初はやりたくなかったが、『お前以外に誰がやるんだ』との声に背を押された」と話す。番組の反響については「関東地方のみの放送だったが、『いつになったらCDになるか』との声を多く頂いた」という。 (c)1972 円谷プロ(c)円谷プロ・TBS R&C
□DUPのホームページ (2004年4月7日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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