Samsung SDIのプラズマパネルが21日から輸入差し止めへ

　東京税関は21日、Samsung SDIのプラズマパネルの輸入差し止めを全国の支署などで開始した。メーカー間の特許侵害から輸入差し止めまで展開した例は「極めて珍しい」(東京税関)としている。

　今回の措置は、富士通株式会社がSamsung SDI製プラズマディスプレイパネルに特許侵害があるとして、7日に提訴した件を受けたもの。富士通は同日に不正輸入の防止を目的とした輸入差し止めも請求しており、2週間で措置がとられたことになる。

　日本サムスン株式会社によると、現在輸入されているパネルは民生用で、2003年から輸入を行なっていた。「具体的な対応策については検討中で、近日中に正式なコメントを発表する」(日本サムスン)としている。

□東京税関のホームページ
http://www.tokyo-customs.go.jp/
□日本サムスンのホームページ
http://www.samsung.co.jp/
□関連記事
【4月7日】富士通、プラズマパネルの特許侵害でサムスンを提訴
－特許侵害製品の輸入差止申立手続も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040407/fujitsu.htm

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.