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MPEGLA、MPEG-4 AVC/H.264のライセンス料を最終決定


5月18日(現地時間)発表


 MPEG技術関連のライセンス事項を定めているMPEG LAは18日(現地時間)、H.264(MPEG-4 AVC)の特許所有各社が、6月に導入予定の共同ライセンスの実施で合意したと発表した。同社は当初、2003年11月に共同ライセンス体系を発表していたが、そのライセンス案を一部修正し、今回の最終合意に至った。

 最大の変更点は、地上波テレビ放送などの無料放送向けのライセンス料金。11月ライセンス体系では、10万以下の家庭への無料放送はロイヤリティを免除し、10万を超える家庭への配信の場合は年間1万ドルの課金を行なうとしていた。

 しかし、今回「放送用のエンコーダ1台当たり2,500ドルのライセンス料を徴収する」というオプションが追加され、従来の年間ライセンス料課金に加え、エンコーダへの一括課金も選択可能となった。

 地上デジタル放送の携帯端末向けフォーマットを「AVC/H.264」に決定した日本の放送局では、今回の決定に先立って、エンコーダ1台当たり2,500ドルのライセンス料の支払いで3月に基本合意に至っている。

□MPEG LAのホームページ(英文)
http://www.mpegla.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.mpegla.com/news/n_03-11-17_avc.html
□関連記事
【2003年11月18日】MPEG LA、H.264の共同ライセンス体系を発表
-エンコーダ/デコーダは0.20ドル。無料放送は1万ドル/年
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031118/mpegla.htm
【3月24日】地上デジタルの携帯端末向けフォーマットが「AVC/H.264」に決定
-2005年度中にサービス開始できる見通し
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040324/gdb.htm

(2004年5月19日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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