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マランツ、フロントパネルが青く光るプリメインアンプ
-光るSACDプレーヤーも発表


PM-11S1
7月より順次発売

標準価格 「PM-11S1」367,500円
「SA-11S1」367,500円

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 日本マランツ株式会社は、プリメインアンプのフラッグシップモデル「PM-11S1」を7月に発売する。また、8月にはデザインを揃えたSACDプレーヤー「SA-11S1」も発売。価格はいずれも367,500円となっている。


■ PM-11S1

 2002年4月発売のセパレートアンプ「SC-7S1」、「MA-9S1」のテクノロジーを受け継いだというプリメインアンプ。定格出力は100W×2ch(8Ω)、200W×2ch(4Ω)。

 今回よりフロントデザインを一新、「ニュープレミアムデザイン」を採用した。アルミ3ピース構造のフロントパネルとアルミサイドパネルで構成し、さらにフロントパネルの一部をブルーに発光させ、基本コンセプトを「形や配置だけにとらわれない“光による表現”」に求めたという。

 増幅部には新開発の「HDAM SA2」を採用した。SC-7S1に採用した高速電圧増幅モジュール「HDAM SA」を進化させたもので、電流帰還方式のバッファアンプなどに採用。すべてのライン入力に専用のHDAM SA2を使ったラインバッファを搭載している。

 ボリュームアンプは英Wolfsonの「WM8816」とHDAM SA2を組み合わせた。WM8816は並列接続し、SN比を向上させたという。フォノアンプにはHDAMとHDAM SA2を組み合わせ、同社初の電流帰還型フォノイコライザアンプとなる。

 パワーアンプ部は、ボルテージアンプ(電圧増幅回路)10.5dB、パワーバッファアンプ(電力増幅回路)12.5dBの2アンプ構成を採用。スピーカーからの逆起電力の影響を低減する。

 また、電源部/パワーブロック部の低インピーダンス化、70μmの基板箔厚、OFCの極太電源配線材、内部レイアウトの見直しなどにより、瞬時電流供給能力を従来比2倍の高めたという。パワートランジスタはMA-9S1と同じものを採用する。

 プリアンプ段の電源回路にチョークインプット型電源を採用。ノイズの原因になる高調波を除去するとしている。さらに、スーパーリング大型トロイダルトランス、大容量・低箔倍率・低インピーダンスのケミコン、ショットキーバリアダイオードなどを採用し、電源の低インピーダンス化に務めたという。

 最大4台(8チャンネル)のPM-11S1を接続できる「F.C.B.S.(フローティングコントロールバスシステム)」を搭載し、各機のシンクコントロールに対応している。プリメインにF.C.B.S.が搭載されるのは初めて。SC-7S1は最大6台のシンクコントロールが行なえた。

 最大外形寸法は440×444×162mm(幅×奥行き×高さ)、重量は26kg。出力200W×2ch(4Ω負荷時)の消費電力は880W。


■ SA-11S1

SA-11S1

 PM-11S1と同じく、フロントパネルに発光システムを備えた「ニュープレミアムデザイン」を採用したSACD/CDプレーヤー。同社オリジナルのメカモジュールを搭載。SACDに最適化したというNPC社のDAC「SM5866S」を2基搭載する。

 24bit DSPを使用した独自の「PEC(Phase Error Compensation)」回路を搭載。位相回りのないフラットな特性を実現したという。また、マスタークロックによるデータのクリスタル・リクロックを行なうことで、クロック精度を高めたとしている。クリスタル精度は±5ppm。

 IV変換回路やローパスフィルターにはHDAMを採用。出力回路には電流帰還型のHDAMを搭載する。

 デジタルフィルターは3モードの切替が可能。CD再生時には、DCフィルターON/OFF、ノイズシェーパーON/OFFも選択できる。

 また、フルバランス型のXLR端子をアナログ出力に採用し、オーディオ出力と同様、電流帰還型HDAM回路で構成する。光デジタル出力、同軸デジタル出力も備えている。本体の外形寸法は440×418×123mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14kg。


□マランツのホームページ
http://www.marantz.jp/
□ニュースリリース(PM-11S1)
http://www.marantz.jp/he/news/press/pm11s1.shtml
□ニュースリリース(SA-11S1)
http://www.marantz.jp/he/news/press/sa11s1.shtml
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【2002年9月4日】マランツ、秋の新モデル「オーディオ編」
-プリメインアンプ、パワーアンプ、SACDプレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020904/marantz1.htm

(2004年6月25日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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