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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズは25日、第10回定時株主総会を開催。株主向けに決算報告や事業戦略説明を行ない、110度CS「スカパー! 110」で、HD専用チャンネルを9月を目標に立ち上げることに言及した。
重村一代表取締役社長は、ユーザー数300万を突破し、創業10年目で初めて黒字化を達成したことで、「先行投資期は終わり、利益創出ステージへ転換した。10年前には何もなかったところから総登録ユーザー300万を超える市場を作り出したのは大きな成果だ」と現状を分析した。 しかし、放送と通信の融合など市場環境が大きく変化していることもあり、「時代の半歩先を行く経営」が必要とし、CS放送の「スカパー!」に加え、110度CSデジタルの「スカパー! 110」や光ファイバ網を利用した「オプキャス」などの新サービスを解説。「メディア環境の変化にあわせたサービス展開を図る」と強調した。 その中でも「核となる事業はスカパー!。この収益と成長の維持を図る」とし、家電ルートでのセット販売を中心に営業活動を行なっていくという。一方、スカパー! 110は、「HD化を積極的に図る。スターチャンネルのHD対応など、9月を目標に24時間HD専用のチャンネルを立ち上げたい。大型テレビ購入時に一緒に入っていただくような営業展開を図る」とした。
よく質問を受けるという、両放送の違いについては、「スカパー! 110はリビングに設置した大画面テレビで、家族そろって見るというイメージ。スカパーは専門チャンネルの特性を生かした個人向け放送」と話す。 スカパー!は、人気のスポーツジャンル以外の自主コンテンツの強化に加え、アニメや韓国ドラマなどへも投資。また、新しいHDD内蔵のSTBの投入も計画しており、「今年度中に仕様を確定し、各メーカーと共同で新しい仕組みを作っていきたい」と説明した。 スカパー! 110については「現在のテレビ63、データ14のチャンネル数を減らしていく方向で考えている。サッカーや格闘技などの自主コンテンツの充実に加え、年内に新しいパックセットの導入によりユーザー数の増加につなげていきたい」という。
オプキャスの位置づけについては、「集合住宅の場合、(CS受信に必要な)南南西の方角にスペースがなかったり、アンテナの設置が許されていないマンションがあるなどの問題がある。そうした難視聴地域のユーザーにもスカパーを使いたいという方が多く、特に都市部で非常に要望が強い。さまざまなインフラを持つことでより多くの人にスカパーのコンテンツを届けられるようにしたい」と語った。 2004年の事業目標としては、新規加入50万件達成と、連結営業収益770億円(前年比45億円増)、純利益50億円(同6億円増)を掲げ、2007年度には総登録ユーザー500万件、絵連結営業収益1,100億円、経常利益300億円を目指す。 □スカパー! のホームページ (2004年6月25日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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