ソニー、オートセットアップ機能搭載のデータプロジェクタ5機種 －新パネルや初のオートフォーカス機構も採用

VPL-CX75

8月7日より順次発売 標準価格 ： オープンプライス 連絡先 ： お客様ご相談センター Tel.0570-00-3311 Tel.03-5448-3311

　ソニーは、オートセットアップ機能搭載のデータプロジェクタ5機種を発表した。発売日は「VPL-CX75」、「VPL-CX70」、「VPL-CX80」の3機種が8月7日、「VPL-ES2」と「VPL-CS7」が9月11日。価格はいずれもオープンプライス。

型名	発売予定日	店頭予想価格
VPL-CX80	8月7日	35万円前後
VPL-CX75	8月7日	33万円前後
VPL-CX70	8月7日	25万円前後
VPL-CS7	9月11日	17万円前後
VPL-ES2	9月11日	14万円前後

■ VPL-CX80/CX75/CX70

　新開発のソニー製高開口率パネルを採用したデータ液晶プロジェクタ。投写パネルは0.79型で、解像度はXGA(1,024×768ドット)。明るさはCX80が3,000lm、CX75が2,500lm、CX70が2,000lm。CX80が190W、CX75/CX70が165WのUHPランプを使用している。

　2月16日発売の「VPL-CX85」などと同様に、電源ONから自動でセットアップを行なう「インテリジェントオートセットアップ」を搭載。電源ONでレンズプロテクタが外れ、前回のポジションまでアジャスタが動作。識別した投影角度をもとに台形歪みを補正する。入力信号の自動判別や、サイズ・シフト補正の「スマートAPA(Auto Pixel Alignment)」も搭載する。

　また、電源オフ後、すぐに電源ケーブルを抜くことが可能な「オフ&ゴー回路」を採用。電源ケーブルを抜くと冷却ファンが一定時間駆動するため、すぐに持ち運べるという。なお、CX75とCX70のファンノイズは約30dB(ランプモード標準)となっている。

　さらに、CX75とCX70には、スクリーン距離を自動検出して合焦させるオートフォーカスを追加した。レンズのスペックは3機種共通で、F1.6～F1.78の電動1.2倍ズームを採用する。

　CX75のみUSBワイヤレスLANモジュールが付属し、専用ソフトウェア「Projector Station for Air Shot」によるワイヤレスプレゼンテーションも可能。また、CX75にはPowerPointファイルのページ送り/戻し機能やレーザーポインタが付いた多機能リモコンが付属する。

　CX75/CX70の映像入力は、アナログRGB/コンポーネント(HD-Dsub15ピン)、S映像、コンポジットが各1系統。CX80は、アナログRGB/コンポーネント(HD-Dsub15ピン)×2、S映像×1、コンポジット×1を備える。さらにCX80のみアナログRGB出力を装備。

　外形寸法および重量は、CX75とCX70が298×243.5×69mm(幅×奥行き×高さ)/約2.9kg。CX80が328×283.8×92.6mm(同)/3.8kgとなっている。

■ VPL-CS7

VPL-CS7

　SVGA解像度(800×600ドット)、マニュアル1.2倍ズームレンズの下位モデル。インテリジェントオートセットアップやオフ&ゴー回路を搭載する。

　ランプは185WのUHPで、光出力は1,800lm。アナログRGB/コンポーネント(HD-Dsub15ピン)、S映像、コンポジットの各入力を1系統ずつ搭載。さらにアナログRGB出力も装備する。

　外形寸法は295×238×78mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.9kg。

■ VPL-ES2

VPL-ES2

　CS7と同等のパネルを搭載し、ランプを185Wから157Wに下げたベーシックモデル。インテリジェントオートセットアップを搭載する。オフ&ゴーは非搭載。明るさは1,500lm。

　ただし今回発表中、唯一RCA端子のコンポーネント入力を備えている。アナログRGB/コンポーネント(HD-Dsub15ピン)、S映像、コンポジットもそれぞれ搭載する。

　また、画質設定モードとして、ダイナミック、スタンダード、ゲーム、リビング、シネマ、プレゼンテーションの6モードを搭載。

　外形寸法はCS7と共通。重量は0.1kg軽い約2.8kgとなっている。

(2004年6月29日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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