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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社niro1.comは、メモリーカードによるアップグレードを可能にしたサラウンドシステム4機種を発表した。すべて7月25日より販売を開始する。
ラインナップは、最上位モデル「NIRO REFERENCE」(95,000円)、10畳以上のスペースに向くという「NIRO 1.1 PRO II」(85,000円)、リビングルーム向けの「NIRO 600」、PCユーザーや女性層をターゲットにした「NIRO 400」。 いずれも直販のみ。従来のWeb販売に加え、電話(0120-261-454)、Fax(0120-261-599)での注文も可能になった。
前方1つのスピーカーボックスとサブウーファで5.1chを再現するというNIROシリーズの新ラインナップ。本体部にアップグレード用のカードスロットを設けたほか、デジタル入力の追加、DSPとサラウンドデコーダの1チップ化などの強化を図っている。 あわせてDVDプレーヤーを省略し、本体部を小型化した。本体部の外形寸法は4モデルで共通。別売の「NIRO SPA VERTICAL STAND」を使用することで、縦置きにも対応する。他社製AV機器のリモコンコードをプリセットしたリモコンが付属する。 さらに全モデルとも別売のスピーカー「MovieMouse」を接続でき、標準添付のスピーカーとの常時接続が可能になった。リモコンで切り替えが可能。
■ NIRO REFERENCE
5本のスピーカーを1つの木製スピーカーボックスに集約した「NIRO-5.D.A.L.(5 Drivers Advanced Layout)」スピーカーに加え、本体、サブウーファからなるサラウンドシステム。シリーズ最上位モデルにあたり、「音質、ステージ感は高級オーディオシステムに匹敵する」としている。 新開発のサラウンド・プロセス・アンプ「SPA REFERENCE」は、メモリーカードによるアップグレードに対応。また、NIRO-S.I.P.アルゴリズムの見直しなどを行なったという。アンプの出力はRMS 30W×5ch、サブウーファ用にRMS 50W×1ch。サラウンドデコーダは、ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIに対応する。 アップグレードは、DSPアルゴリズムなどを更新するもので、同社が配布するメモリーカードを背面のコネクタに挿入することで行なう。アップデートカード配布のタイミングは「(将来的に)もっと効果のある方法を発見したときや、新しい方式のスピーカーを開発したとき」(同社)を予定している。 また、直販で購入したユーザー以外に、数年後オークションなどで入手したユーザーにも、希望があれば提供するという。 デジタル音声入力は、同軸デジタル×1系統、光デジタル×3系統を装備。アナログ入力×2系統や、ヘッドフォン端子も備えている。本体部の外形寸法および重量は200×296×55mm(幅×奥行き×高さ)、2.2kg。 スピーカー部は密閉型で、コーン型の8cmフルレンジユニットを5個搭載。スピーカーボックスの素材に厚さ12mmのMDFを採用し、「各スピーカー間の干渉や無用な振動はまったくない」としている。サランネットも音質を考慮して排除した。外形寸法は318×201×117mm(幅×奥行き×高さ)、3.4kg。 バスレフ型のサブウーファ「WSU REFERENCE」は、20cmコーンを搭載したパッシブ型。キャビネットには厚さ25mmのMDF材を使用し、真鍮製スパイクも付属する。外形寸法および重量は297×297×327mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.5kg。
■ NIRO 1.1 PRO II
従来モデル「NIRO 1.1 PRO」の外観を継承したシステム。同時発表のNIRO 600/400よりも大型なスピーカーを採用し、「10畳以上のスペース、6~8人分のサービスエリア」をカバーするという。本体部はREFERENCEと同寸・同スペックだが、カラーリングをシルバーとした。 スピーカー部には8cmコーン5個を搭載し、木製のキャビネットを採用。「柔らかな心地よい音を提供する」という。MovieMouseとの切り替えも可能。スピーカーの外形寸法は484×200×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.3kg。 サブウーファはバスレフ型で、30Hzからの低音再生が可能。スピーカー、サブウーファ間は「途切れのないきわめてスムースな音場を再現する」としている。サブウーファの外形寸法および重量は、297×297×327mm(幅×奥行き×高さ)、6.5kg。
■ NIRO 600
小型フロントスピーカーによるリビングルーム向けのシステム。本体部はREFERENCEや1.1 PRO IIと同スペック。 密閉型のフロントスピーカーには6cm径ユニットを5個搭載。別売の「NIRO SSU MOUNT ADAPTER」をセットすることで、薄型テレビの上にも設置できる。外形寸法および重量は235×162×78mm(幅×奥行き×高さ)、5kg。 サブウーファはバスレフ型で16cmコーンユニットを採用。外形寸法は430×108×320mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5kg。本体部の仕様はREFERENCE、PRO 1.1 IIと共通。
■ NIRO 400
NIRO 600よりもさらにコンパクトな5cm径ユニットをフロントユニットに採用。女性やPCユーザーを新たなターゲットとし、カラーリングもオレンジ、 グレー、インディゴブルー、シルバーの4色を用意する。 フロントスピーカーの外形寸法は200×135×67mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。5cm径のフルレンジユニットを5個搭載し、「NIRO SSU MOUNT ADAPTER」で液晶ディスプレイなどの上に設置できるという。サブウーファはバスレフ型で、13cm径のユニットを搭載。外形寸法は320×130×220mm。 本体部はほかの3モデルと同寸だが、光デジタルとアナログ入力が1系統少なく、それぞれ2系統と1系統。出力も RMS 24W×5ch、RMS 40W×1chと低くなっている。デコードできるフォーマット種別は同等。
□niro1.comのホームページ (2004年7月12日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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